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公開フォーラム

インフォでは、ここに掲載するお便りに関するものでも、あるいは新しい話題に関するものでも、コメント、ご回答、ご質問を何でも受け付けております。ご意見、ご感想をお寄せください。

インフォは価値ある読み物で、品質マネジメントシステム監査員と品質保証課長の二役をこなす私のような立場の人間に非常に役立ちます。これからもよろしくお願いします。

品質保証課長兼監査員
Alexio Maseko

 

サプライヤーのサービス組織への7.5.2項適用に関する審査実施グループの記事(こちらをクリック)を大変興味深く読みました。自分の経験から(毎年、審査を何件も実施しています)言えることですが、これは何度も繰り返し起こる問題で、監査・審査員にとって対応困難であり、そして何よりもISO 9001認証登録を目指す組織にとって困難な問題です。監査の実施のために取るべき、そして維持するべき立場をより明確にするのに役立つ諸側面に光を当てた、実に良い記事でした。

製品ベースの全ての部門でもこの種のレビューをすると面白いと思います。実に混乱を極めていますから。

技術・品質保証課長
Nicoletta Rizzini

 

IRCAは認証機関として、いつ、米国のRBAのように、ISO TS 16949:2002 を取り入れるのですか?

Tom Gardener




IRCAでは自動車産業向け部門別制度を発足する計画はありません。これは部分的には需要のため、そして部分的には自動車産業が監査・審査員研修と資格取得を含め独自の管理手段をすでに確立しているためです。言うまでもなく、一般的な品質マネジメントシステムである2000の監査・審査員認証プログラムは自動車産業で活躍する監査・審査員にも適用できるものであり、同産業の多数のサプライチェーンや内部監査員が選択しています。

IRCA副ディレクター
Vincent Desmond 




RABQSAの表明内容に関連した監査・審査員の力量に関する記事(こちらをクリック)を大変興味深く読みました。

RABQSAという組織は、過去数年間、クライアントも監査・審査員側の代表者も「ごり押しで押し切る」傾向がありました。私はこの組織の執行部のある人の監督下で、その人が某認証機関の長であった時代に仕事をしたことがあり、その組織は辻褄の合わない混乱した組織だと感じました。

ISO 9001主任審査員として認証され、ISO 9001認証取得企業のオーナーであり、ISO 9001認証を取得した世界的なEPC(設計調達建設)企業の品質課長であり、また、ISO 9001認証機関の主任審査員でもある立場から、私にとって最も重大な問題は、新しいISO 9001:2000規格の採用と審査の所要人・日の削減でした。

この二要因の混合こそが、現在のパッとしない審査環境を招いた主犯格だと思います。組織の品質マネジメントシステム(QMS)に関連する組織のパフォーマンスの詳細に触れる時間がないという、実に単純な問題です。コスト削減が最大の問題です。組織は認証を「買いたい」のであり、審査員は認証審査あるいはその後の維持審査の中で話題が完結できるようにシステム内の詳細は粉飾せざるを得ない状況ですから、こうして短縮された審査時間の後に組織が認証を取得できる可能性は大いにあります。

Tim Getzlaff

 

私は監査・審査員の力量の課題(こちらをクリック)に関してSimon Feary氏と同意見です。RABQSAとIRCAの両方に登録する品質マネジメントシステム主任審査員である私は、RABQSAの新しいプログラムの追加的費用を理由としてRABQSAの登録を更新しないつもりでした。二つ目の理由は、誰が良い監査・審査員になれ、誰がなれないかを見極める心理テストをIRCAが開発してくれるかどうかは不明だから、というものです。規格に関する知識は重要ですが、チームによる審査とレビューの報告書があれば、この点は認証機関にも判断できます。

私が実施した審査のうち、あるものは良く、あるものは悪いとしか言いようがありませんでした。企業のコンサルタントとして、企業内の認証された監査員も観察しましたが、同じことが言えます。良くない監査・審査員を減らす最良の方法は、顧客からの苦情、他の監査・審査員による相互評価、それに認証機関による調査結果であると思います。また、審査中の私に対する罵詈雑言が許せなかったので、二度と審査員としてお邪魔しないと決めている企業もあります。

認証産業は競争激化により、認証機関がオンサイトの審査実施日数を減らし、「より安い」審査員を派遣し、コスト削減を実現して仕事を取るために一つの審査にかける準備作業も減らすようになっています。認証機関をより厳しく監視する必要がありますが、それには費用がかかり、認証システムのいずれかの部分がそれを吸収せざるを得ないことも考慮しなければなりません。顧客はそのような費用は払わないでしょう。顧客は、審査とは良いものだと期待しているのですから。認証機関も認証機関自体の利益を厳しく監視する経営者が居ますから、この費用は負担しないでしょう。常日頃から財布の紐が堅い認定機関も払わないでしょう。

ということは、どうしたら認証システムを改善できるのでしょうか。監査・審査員と認証機関による自己監視によるしかないでしょう。認証機関は一部の監査・審査員のブラックリストを作る必要があります。また監査・審査員は、仕事の質が悪い人と一緒に仕事をしたら、認証機関に報告するべきです。

ルイジアナ州バトンルージュ市
TQM システムズ社
Mickey Christensen



Issue 9ではIRCAディレクターのSimon Feary が以下の質問を投げかけました(こちらをクリック)。それに対するイタリアのある審査員からの回答を掲載します。


1. IRCAの現行の登録基準は、力量を評価するのに有効な基準だと思われますか。

2. 現行の登録基準は、マネジメントシステムの監査・審査を行う監査・審査員の主な分類を全てカバーしていますか。

3. 改善の余地があると思われますか。それならば、どのように改善したらよいですか。

4. 改善の結果、費用が高くなる場合、登録申請者はその増加分を負担する用意がありますか。その場合、負担してもよい増加分は幾らまでですか。


1. イタリアでは、IRCAの基準の有効性は認証登録数の数の多さに現れる通りで、特に情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)監査・審査員に関しては、イタリアの国内認証機関がIRCAコース(そしてもちろん認証制度)を国内プログラムの構成に取り入れたということにも現れています。この認証制度は多様な雑誌記事等に取り上げられ、登録数も上昇するなど、まさに興隆期を迎えています。 1. IRCAの現行の登録基準は、力量を評価するのに有効な基準だと思われますか。

2. 監査・審査員の分類は現実には無限にあります。各組織が信用できる何らかの制度によって監査・審査員の資格認定をしているからです。しかし、資格制度の数と種類が増えると信用性の喪失(そして管理上の困難)の恐れがあることを考えておかなければなりません。国際的な、かつまたは特定の基幹産業分野による規格を認証基準として参照する制度は絶対に不可欠です。他は議論の余地があります。いずれの場合もISO 19001などISOの規格を参照先とするすべての制度は受け入れ可能とすることが重要です。

3. 改善の余地があるのはコミュニケーションです。これは今日にも既に改善されつつあります。IRCAは国外でも知名度が高いのですが、イタリアではいろいろと誤解されており、それは、イタリア人にとって外国語で書かれた規則を受け入れるのが特に困難であるということにもよるのかもしれません。私の所属するイタリア支部が、コミュニケーションをお手伝いできることは確実であり、イタリアの監査・審査員たちも認証取得に魅力を感じるようになるでしょう。しかし、IRCAの存在を知らしめる努力が今後必要であり、また、IRCAがイタリア国内に事務所を置く必要があります。

4. 認証費用はその信用性と雇用創出可能性に関連します。IRCA認証取得の実際の費用は、イタリア市場では価格競争力があり、実際、この市場でもっとも費用の安い認証かもしれません。費用が高くなる分は実感できるサービス向上につながるべきであり、その例としては、イタリアでイタリア語によるアップデートコースを受講できるようにする、などが考えられます。登録のための二次試験の試験料がゼロであれば、IRCAは必ず勝利します!

長年に渡り主任審査員登録をしている者として、私は、雇用機会を与えてくれ、また異なる認証制度や多様な文化と対峙して認証制度やマネジメントシステムに関する自分の視野を広げてくれた機関として、IRCAを敬愛しています。

イタリア市場では全レベルにおける力量の認証を望む声とその必要性を考えると、費用の上昇は重要なステップかもしれませんが、国内の認証機関からのありがちな反対論を回避し最後の抵抗を乗り越えるため ためには、ISO 17024による認定を保証し、先見の明のある費用改訂を実施する必要があります。

ISMS IUGイタリア支部長
QMS/ISMS主任審査員
Fabrizio Cirilli

 

 

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