編集室便り

気候変動がフィクションではなく現実の問題であると誰もが認識するようになり、世界各国の企業や組織は、少々の厄介事であるように見えて実は深刻なこの事実に、いかに最適に対応していくかという問題に直面しています。どの業界においても、今や環境的に健全な事業計画がかつてなく重要であると認識するようになってきた株主や顧客にとって、炭素ガスの排出、マテリアリティ、持続可能性ということのすべてが最大の関心事として急速に浮上しつつあります。

「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト」のPaul Simpson氏は、世界の大企業トップ500が気候変動に対してどのような対策を講じているかを明らかにしています。また一方では、Accountability(アカウンタビリティ)の最新の報告書は、企業や組織が、自身の重要な問題点を財務的な観点以外からも特定し、優先順位を決め、見直すことを支援すべく作成されています。このような関心が増大してきた直接の結果として、環境の国際規格であるISO 14001が世界的に急速に採用されつつあります。BS 8555は企業や組織が効果的な環境マネジメントシステムを徐々に実施していく支援をするための新たな段階的アプローチです。. Catherine Golds氏は、段階的アプローチを選択する企業や組織の審査に際し、審査員がいかにすれば最善の結果を得ることができるかに着目しています。規格の世界をさらに深く研究するために、Pandita Louramは2005年に実施された最新のISO調査の結果を精査し、全般としてシステムの導入は増加しているものの、より成熟した市場のいくつかにおいては認証数が減少していることを知りました。これはISO認証が終息に向かい始めたことを意味するものでしょうか、それとも単に継続的な革新が必要であることを示すものでしょうか。専門家によるQ&Aパネルでは、ISO認証取得に取り組んでいる企業が、サイト内の建物を他企業に又貸しすることによって与える影響、という解決すべきもう一つの難問に立ち返っています–これを「見ざる、聞かざる」という態度は、最善のアプローチからは程遠いものと言えるでしょう。

環境はさておき、Auditing Practices Groupはトップマネジメントが審査プロセスに直接参加することの重要性を説明し、会議室で従業員に語りかける際の最も重要な戦略を審査員に提供しています。IRCAが読者の皆様からのフィードバックを重要視している証拠として、Robert Maddisonが皆様から最近頂いたご意見のいくつかを、最新のIRCA調査で分析しています。

最新ニュースをご覧になるのもお忘れなく。ここでは最近の審査業界について、厳選された話題を提供しています。新たなサプライチェーンのためのセキュリティマネジメントシステムISO9001:2000の手引に最新のワークブックが追加されたこと、最も社会的責任を徹底している企業、などなど盛りだくさんの内容でお届けします 。

Pandita Louram
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