ISO 22003とは?
ISO/TS 22003「食品安全マネジメントシステム-食品安全マネジメントシステムの審査及び認証を行う機関に対する要求事項」は、ISO22000シリーズ中のISO技術仕様書であり、ISO22000「食品安全マネジメントシステム-フードチェーンのあらゆる組織に対する要求事項」に照らして審査及び認証を行う認証機関に対する情報、ガイダンス及び基準を提供しています。
この新規格は、ISO 22000に照らした、フードサプライチェーンにおける認証及び審査に従事する認定機関、認証機関及び審査員に影響を与えるものです。IRCAの登録マネージャー、Robert Skelton-Stroudは、「ISO/TS 22003は、効果的な審査とは、力量ある審査員を配置するだけに留まらず、審査のサイクルのあらゆる場面において力量ある要員を配置することを要求している」と述べています。これを実現するために、ISO/TS 22003には審査員の力量に対する要求事項だけでなく、ISO 22000認証の計画及び提供に関わるその他の要員-契約内容の確認を行う要員、認証を付与する要員、技術専門家等の力量に関する要求事項を含んでいます。
審査員に対しては、ISO 22003 はISO 19011「品質及び/又は環境マネジメントシステム監査のための指針 」を引用していますが、以下の事項も含まれています:
- HACCP やPRP トレーニングといった、特定の食品業界に関する力量の要求事項
- 農業、牧畜業、食品加工、ケータリング、輸送、設備、生化学、流通、サービス及び包装などの、該当するフードチェーン部門における教育訓練の要求事項
Robertはさらに、「IRCAは、ISO/TS 22003 は審査員及びその他の要員に関し、より力量に基礎を置いたアプローチを採用すると考えていた。私は、この規格は、世界中の認証機関がその損なわれた信頼性を回復するために実行する必要のある規格であり、これにより全世界のフードサプライチェーンの利害関係者が、ISO 22000認証に対する信頼を高めることにつながると思う。」と述べています。
ISO/TS 22003を受けて、IRCAはフードサプライチェーンにおいて審査員に要求される要求事項(技能及び力量)を反映するため、登録基準を改訂する予定です。
IRCAの食品安全マネジメントシステム専門家プログラムに関してさらに情報を知りたい方は、http://japan.irca.org/certification_7.html をご参照ください。
