国連がバイオ燃料の認証スキームを要求
国際連合(UN) は火曜、急速に成長を続けるバイオエネルギー業界に対処するためのガイドラインを明らかにしました。この警告は、バイオエネルギー業界が適切な食糧供給力を脅かす危険があるために発せられたものです。
世界中の環境及び開発大臣が水曜に持続可能な開発に関する国連委員会、UNエナジーのために会合することになっています。UNエナジーは、「持続可能なエネルギー:意思決定者のための枠組み」を発行した機関です。
UNエナジーによる推奨事項の中には、従来の化学肥料のような、多くの化石燃料を必要とする作物や、貴重な耕作地を利用しなければならないような作物は、生産を避けるべきであるとされている項目があります。
しかし、持続可能なエネルギーを生み出す作物には、マイナスの側面もあります。もしこれらの耕作地が一次森林に取って代われば、「土壌から炭素が大規模に流出し、森林のバイオマスが消失することになり、長く持続するはずのバイオ燃料の便益が打ち消されてしまう」のです。
報告書では、作物や製品が「畑から燃料タンクまで全てのプロセスにおいて」環境基準を満たすことを確実にするために、温室効果ガスの認証を含む、国際的なバイオエネルギーの認証スキームが要求されています。
バイオ燃料とは、砂糖やトウモロコシ、ナタネ油といった全ての生物から抽出されるエネルギーで、化石燃料よりもクリーンに燃焼するため、石油価格の高騰や地球温暖化との戦いが激しくなる中、急速に世界中の人気を獲得しています。
バイオ燃料の世界的な生産はこの5年で2倍にもなり、次の4年でさらに倍になる見込みであるとUNエナジーは述べています。3月には、米国、中国、インド、ブラジル、南アフリカ及び欧州の委員会が、国際バイオ燃料フォーラムの設立を発表しました。これは、バイオ燃料の地球規模での生産及び利用の増加をねらいとするものです。
ブラジルは、世界で最も多くサトウキビからエタノールを生産しています。米国がトウモロコシからのエタノール生産世界一で、両国を合わせると、世界市場における70%以上を生産していることになります。
国連食糧農業機関の上席エネルギーコーディネーターであるGustavo Best氏は、バイオエネルギー業界は「非常に速く動いており、バラバラで、正しい情報が伝わっていない」ので、推奨事項を周知していくことが必要である、と記者団に話しました。