悪徳審査員?

世の中には色々な種類の人がいますが、これは審査の世界でも同じで、プロ、アマチュア、そして悪徳という種類の審査員がまんべんなく存在する、とAanas Ruhomaully氏は述べています。この記事ではいくつかの例をご紹介しますが、実際にこのような審査員に遭遇することはあまりないと思います。しかし、このような悪徳審査員に共通の特質は、なぜか同時に発見されるのです。良い審査員とは、簡単に実施でき、かつ効果的な推奨事項を提供することで、組織に付加価値を与えることができる人のことです。しかし正直な話、このような良い審査員は、まだ絶滅してはいないものの、存続が危ぶまれる絶滅危惧種なのです。

皮肉屋

皮肉屋の審査員は、禁煙エリアにタバコを吸いながら入っていきます。誰もかれを止めようとしません、なぜなら彼は審査員だからです。もちろん、この審査員は他の誰かが同じ事をしていたら、ためらうことなく不適合を挙げるでしょう。また、このような審査員は撮影禁止区域で写真を撮ったり、セキュリティ警告表示に気付かない振りをしたりもするでしょう。

偽りの創造性

創造性とは、誤解されやすい概念です。ほとんどの場合、創造性とは多くのものを確実に、手早く製造することができる、という意味です。しかし、創造性豊かな審査員とは、数多くの不適合を挙げる人のことではありません。

やりたい放題

やりたい放題の審査員は、「力のある人は寛大に、弱い人には厳しく」接します。管理層の人たちはどんなにミスを犯しても無罪放免ですが、組織において階層の低い人たちは、些細なことで数多くの不適合を挙げられてしまいます。

アルキメデス信奉者

不適合を発見することは審査の醍醐味ではありません。しかし、そのように考えている審査員もいます。彼らは緊張の面持ちで審査を開始しますが……あった!最初の不適合を見つけた途端、すべての緊張は消え去ります。

証拠に固執する

証拠に基づいたアプローチは審査の基本的な理念の一つではありますが、証拠に固執するタイプの審査員はすべてを文書化できるわけではないことを理解することができません。

もらいすぎ

受審企業で昼食を頂くくらいなら許容できますが、ビスケット製造企業を審査して、帰りにビスケットの箱をどっさりもらって帰るのは許されません。日当たけでなく、その良心も審査員としての価値の一部なのです。

手順書偏重主義

手順書のような品質文書が必要なときに手に入ることはめったにありません。そのような文書は品質マネジャーの机の引き出しに、審査員の目を逃れるために厳重にしまわれているのです。手順書偏重主義の審査員は、このような文書がないと、どうして良いか分からなくなってしまいます。

知ったかぶり

この種の審査員は、特定の分野の専門用語を仕事の前に勉強してきます。本当にあっぱれな努力だとは思いますが、その努力は、より良いビジネスプロセスの審査を実施することに傾けてほしいものです。

スパイ

審査員は、企業から企業へと渡り歩き、グッドプラクティスを見つけたり、推奨したりするのが仕事です。しかし、それは同時に競合他社の情報を知ることでもあります。機密保持の誓約書にサインしていたとしても、審査員が次の日にコカ・コーラ社の審査に行くと知ったら、ペプシ社の社長は枕を高くして眠れるでしょうか?また、逆も同様です。

非現実的

金メッキの厚さを測るために使われているマイクロメーターは校正計画の対象とするべきものですが、布のおおよその長さを測るために使われる定規まで校正計画に含めるのは意味のないことです。さあ、このことを非現実的な審査員に説明しましょう。

著者について

Aanas Ruhomaully氏は、モーリシャス居住の、モーリシャスで活動する環境エンジニアです。

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