60秒インタビュー:UKAS
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英国認定サービス(UKAS)は英国における唯一の、政府によって認められた認定機関です。今回は、UKASのマーケティングマネジャーである氏に、現在取り組み中のプロジェクトおよび新たな認定のための欧州規則についてお話を伺いました。 |
UKAS認知度向上キャンペーンとは?
この認知度向上キャンペーンは、政府による見直しを受け、Sainsbury卿の命により、認定を受けていない認証登録の問題に対処すべく2000年に開始されました。貿易産業省は、認定を受けていない認証登録に対処する最善の方法は、認定に基づく認証制度に関するポジティブなメッセージを市場に届けることであると決定しました。過去12ヶ月間における我々の取り組みとして、UKASは20の政府の省庁と連絡を取り、300以上の地方当局および公営セクター組織からの代表者を招いて講演を行い、100万以上の中小企業に対して情報を提供してきました。
認定への信頼が認定を受けていない認証登録によって脅かされていると思いますか?
認定とは力量を正式に測定するものであり、UKASの認定を受けたということは、評価者が組織の技術的力量、公平性およびパフォーマンス能力を実証するために、国際的に認識された規格に照らして評価した、ということになります。これにより、試験所、認定機関または検査機関の選定する際に、行き当たりばったりや斡旋ではなく、情報に基づいた選択を確実にできるのです。
認定に基づいた認証制度は、当然、市場に広く行き渡っており、認知度向上キャンペーンはこれをさらに促進するために行われています。英国のイノベーション・大学・職業技能省(DIUS)の支援を受け、我々の活動の一部として実施された個別の調査により、昨年は公営大企業のうちの71%、民間大企業のうちの75%が供給者に対してUKAS認定の認証を要求していることがわかりました。
UKASが中小企業にまで浸透するのは難しいと思いますか?
これは非常に大きな課題です。なぜなら、英国には500万以上の中小企業があるからです。我々もそのうちの1つです。しかし、DIUSの支援により、業界のネットワークやメンバー組織などの媒体と接触し、その会員に認定に基づく認証制度についてのメッセージを伝えることができたことにより、小規模企業からの認識も向上しました。
厳しすぎる、という批判に対してどのようにコメントしますか?
UKASの認定は厳正なプロセスです。信頼を得るためにはそのようにする必要があります。我々はビジネスを厳しく評価しています。クラブ活動のようなお遊びではありませんし、主導権はUKASにあります。過去12ヶ月で、認定の一時停止が17件、取り消しが5件ありました。
プロセスが厳正であれば、人々が認定に対して疑念を抱くことはなくなります。アスベストの取扱いのようなレベルの高い事例に対しては、事態が本当に悪い方向に向かう可能性があるため、厳しく評価する必要が厳然としてあるのです。企業は、厳しい評価による恩恵を受けることができます。その理由の1つは、審査の不備や重複したプロセスに対処する時間が削減されれば、無駄な審査工数を削減することができるからです。
認定に基づく認証制度の今後の見通しとして、すべて良い方向に向かうとお考えですか?
2つの理由から、「はい」とお答えします。1つ目は、欧州委員会により、すべての国は独自の認定機関を持たなければならない、という新たな規則が採択され、2010年に施行されることです。既に政府と強力に結びついた認定機関が存在しているので、英国にはさほどの変化はないでしょうが、ヨーロッパ中で、ますますこの枠組みに対する信頼性が高まると予測しています。
2つ目の理由は、ハンプトン・レビューの結果です。このレビューでは、ビジネス界における官僚主義や責任負担について調査しています。例えば、新たな規制が発効されると、小規模企業にとってはお役所的な負担が増える、などです。このレビューでは、規制者の行動規範について取り上げ、現在機能している認定スキームがあるならば、それはリスクを運営管理するために利用されるのが望ましいとしています。
この新たな欧州規則は、ヨーロッパの通商にとって一助となるでしょうか、それとも妨げとなるでしょうか?
認定は、国際的なネットワークがある場合にのみ機能します‐認定は、取引の際の技術的障壁を取り除くための枠組みを与えます。UKASは国際試験所認定協力機構(ILAC)および国際認定フォーラムに加盟しています。つまり、ある国で発行された認定書または試験報告書は、これらに加盟している全ての国において有効なのです。したがって、この規則により、ヨーロッパにおける一貫性は向上し、プロセスはますます透明でオープンなものになるでしょう。
この規則により、認定機関はさらに大きな影響力を持つようになるのでしょうか?
いいえ。なぜなら、我々も同様に審査を受けるからです。UKASはISO 17011という規格に適合しなければなりません。この規格に照らして、世界中の認定機関からの審査チームによる審査を受けることになります。また、公共の利益を優先して行動していることを確実にするために、何年かごとにDIUSの審査も受けることになっています。
この新規則によって生じる問題はありますか?
いいえ。
この動向は、世界中の認定にとって良いことであると思いますか?
これについてはコメントできません。このアプローチが世界の他の地域でも実施されるかどうかはわかりません。しかし、認定システムは国際的に成長しています。過去5年間で、国家の認定機関の数は40%増えました。また、認定を受けた組織の数も30%増えました。ILACのメンバーは、今や80の経済地域に存在しています。これらはすべて、取引の際に生じる技術的障壁が取り除かれているからであるといえるでしょう。

