ISO 9001:認証の増加が減速

ISOによる2007年度の調査で、ISO 9001認証の増加スピードが急激に低下していることが明らかになりました。認証付与数は現在も増加していますが、増加率は2006年の16%から、2007年は6%に減少しました。現在、ISO 9001の認証数では中国がトップ、イタリアが第2位です。

ISOは、ISO 9001認証の増加を阻むものとしていくつかの要因を挙げています。そのなかには、ISO 9001:2008が発行されるまで認証取得を保留する組織があること、特定の国々ではISO 9001はもはや成熟した市場であること、そしてセクターに特化した規格の採用が伸び続けていることなども含まれています。

また、ISOの調査手法が変化したことも理由の1つに挙げられるかもしれません。前回までの調査では、ISOは二次情報源からも情報を取得していたのですが、今回は一次情報源(認証書を発行している認証機関)のみのデータ収集にとどまったのです。その結果、オーストラリア、メキシコ、米国など複数の国々で、総認証数が2006年の調査を下回る結果となりました。

その他の調査結果として、ISOのマネジメントシステム規格は現在175カ国で実施されており、2006年よりも5カ国増加したことも明らかになりました。また、ISO 14001およびISO 13485の認証数は引き続き増加していますが、ISO 16949の認証数は大幅に減速しています。

ISO事務総長、Alan Bryden氏は次のように述べています。「この調査で、ISOマネジメントシステム規格が『グローバルに関連する』という組織の戦略的目標をどの程度満たしているかが非常に具体的に明らかになった。言い換えれば、世界中の規格ユーザーに付加価値を与えている、ということだ。」

調査のダイジェスト版は、右記のウェブサイトから無料で入手できます:www.iso.org