日本でIRCA国際フォーラム開催

世界的な経済危機に焦点をあてた第8回IRCA国際フォーラムが6月に開催されました。日本の横浜市で開催されたこのイベントでは、適合性審査業界が、いかにしてこのような厳しい局面に反応し、貢献するべきかという課題が追求されました。

IRCAのディレクター兼CQIのCEOであるSimon Fearyがフォーラムの開会宣言を行いました。Simon Fearyは、「認証業界は経済不況によってさらに多くの問題に直面しているが、このような困難や圧力に正しく反応していくべき業界であることを認識し、取り組んでいく必要がある」と述べました。

次に、経済産業省(METI)の小野裕章氏による基調講演が行われ、日本政府が認証機関に期待していることについて説明がありました。

この日、他に5名のスピーカーによる講演があり、認証業界の国内外のリーダーがそれぞれの立場を明らかにしました。ISO 17021を満たすための審査員の力量の実証、この不況下において認証機関がいかにクライアントの要求事項を満たし、迅速な対応をするかといった様々なトピックが取り上げられ、300名の参加者にとっては洞察を深める良い機会となりました。

CQI(公認品質協会)のポリシーアドバイザーであるMike Debenham(今月の 60秒インタビューを参照)は、不況下においてマネジメントシステムを最大限に利用する方法について講演し、不況下において、顧客のニーズや製品、サービスおよび有効性改善に焦点をあてることが、組織にとっていかに有用かを述べました。

フォーラムはISOの適合性評価委員会(ISO/CASCO)による講演で締めくくられました。この講演では、認定に基づく認証制度が関連性のある、有用なものであり続けることを確実にするためにCASCOが取り組んでいることについて説明が行われました。

フォーラムの前日、このイベントの機会を最大限に利用したい参加者のために、1日限定のワークショップが行われました。このワークショップはMike Debenhamが講師を務め、アジャイルなビジネスプロセスの概念の紹介や、プロセス特定およびプロセス定義のステージに関するトレーニングが行われました。受講者は、卓越した顧客満足体験は、単にマネジメントシステムを通じてのみもたらされるのではなく、高レベルの顧客満足を確実にするために必要な「企業として学ぶ文化」という考え方を打ち出していかなければならないことを改めて認識しました。