あなたは持続可能保証人に
な れますか?
が新たな専門的職業である持続可能性保証人について調査しました。

2010年の流行語を予測するとしたら、それは恐らく「持続可能性」でしょう。世界がグローバルな経済危機からゆっくりと回復を始め、国際的リーダーたちが二酸化炭素排出削減に乗り出した今、組織はこれまでになく経済的に、社会的に、そして環境的に持続可能であることを自己証明しなければならない状況に立たされています。
しかし、最近の出来事は、この数十年で重要性を増してきた企業を取り巻く課題にとっては単なるきっかけに過ぎません。1990年代半ば、石油及びガス部門の企業や組織が自らの環境パフォーマンスに関するパブリックレポートを発行しました。その正確性を確実にするために、組織は独立した審査員による保証を求め、その結果、持続可能性保証人の役割が生まれたのです。
この10年で、持続可能性保証セクターの内外における発展がその成長を後押ししています。ISO 9004などの国際品質規格の改定が裏付けるように、持続可能性の重要性への認識が広まり、保証人への需要が高まっています。
Ernst and Youngの主任持続可能性保証人であるDoug Johnston氏は次のように述べています。「私は15年間持続可能性保証人として勤めています。これは目新しい職業ではありませんが、昔はパブリックレポートを発行したり保証を求めるような非常に影響の強いセクターはほとんどありませんでした。現在では、財務サービスから小売、製造業に至るまで、様々なセクターで幅広く報告書が発行されています。」
‘「ある組織の持続可能性パフォーマンスがある組織に内在するパフォーマンスに重要な影響を及ぼしているという認識が高まっています。このような変化には、顧客の社会的問題に対する認識やますます厳しくなる規制、ステークホルダーによる調達活動についての質問、カーボンフットプリントマネジメントなど、様々な要素があります。」
持続可能性保証規格
このような保証に対する高まる需要に対応するため、持続可能な開発のアカウンタビリティを促進するために設立された国際機関AccountAbilityは、初の社会的及びサステナビリティ報告書のための国際保証規格、AA 1000を開発しました。2003年に発行され、2008年に改定されたこの規格は、Global Reporting Initiativeの持続可能性ガイドラインと整合し、またこのガイドラインを補足するよう設計されています。
この規格は持続可能性報告の信頼性を高めたいと考えている全ての組織が使用することができます。本規格を用いれば、組織の持続可能性報告や内在するプロセス、システム、力量の質を評価することができます。また、規格は保証プロセスの主要な要素についてのガイダンスも提供しています。
AccountAbilityは保証人向けのトレーニングも開発しており、2004年にIRCAは認定保証人プログラムの運営を請け負いました。持続可能性保証人は従来の審査方法を包括する幅広い技能及び経験だけでなく、経済、環境、社会的影響といった企業の持続可能性の主要な3要素についての知識と経験を持っていなければなりません。
通常の持続可能性保証審査は、品質審査のように、審査計画と調整、現地訪問、報告書作成の3段階で行われます。審査では持続可能性報告書のレビューを行い、内容が正確か、正確な内容が含まれているかを確認します。持続可能性報告書には、二酸化炭素の排出、従業員の状態、組織の製品やサービスが及ぼす影響など、幅広い情報を盛り込むことができます。
審査と同じように、保証人が持続可能性の各分野でたくさんの経験を積むことは通常の場合不可能です。IRCAのトレーニングプログラムが生まれたのはこのためです。プログラムでは、様々な教材を使用し、登録保証人が持続可能性と審査慣行に関する幅広い知識を確実に身につけられるようにします。しかし、環境、経済、社会的影響についての専門性も求められます。
Doug氏は、「保証人はただ単に持続可能性の専門家であるだけではいけません。少なくともその1つの側面について深い知識を持っていることが重要なのです。保証人はまず、保証の原則とビジネスプロセスや課題について理解しなければなりません。そうすることによって、全体的なビジネスパフォーマンスの中で技術的な側面を確実にすることができるのです。IRCAのプログラムでは、受講者はそのような適切な力量を備えていることを実証しなければなりません。」
持続可能性が企業にとっての第一のテーマとなり、品質部門に対しても環境マネジメントを取り込まなければならないという圧力がますます強くなる中、持続可能性保証人の役割について理解することはマネジメントシステム審査員にとって重要であり、将来の職業を考えるに当たっての選択肢の一つとなり得るでしょう。
持続可能性保証人に関するより 詳しい情報については、IRCA 認証プログラムのページにアクセスして下さい。
