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あなたの審査は付加価値がありますか?

ISO9001 の審査施行グループによる新しいシリーズの指針書の第一では、付加価値のある審査の落とし穴について議論し、いくつかのよい助言をしています。

QMS 審査での付加価値の重要性については、数多く聞いてきました。しかし本当のところ、これは何を意味しているのでしょうか?審査の完全性を妥協することなく、あるいはコンサルタントを供給することなく価値を加えることは可能でしょうか?

原則的には、全ての審査には付加価値があるべきです。しかしこれは必ずしもいつもとは限りません。この記事では何が付加価値のある審査を形成するかについて指針を提供し、そして第二者あるいは第三者審査の背景で遭遇する様々な状況を供給します。 

それは何を意味しますか?

「価値」の辞書での定義はいくつかあります。しかし全て何か役立つものの概念に焦点が合わせられています。したがって、「付加価値」とはより役立つ何かを意味します。いくつかの組織は QMS を開発するのに ISO9000 を使用しました。 QMS がビジネスをする方法に織り込まれ、戦略上のビジネス目標を達成する のに役立ちます。 ほかの言葉でいうと、組織に付加価値を与えます。

逆に、別の組織では組織の実際の仕事のやり方の実態を反映しない単に官僚的な一連の手順書と記録を作ったかもしれません。それは経費増加になるだけで何の役にも立ちません。ほかの言葉でいうと付加価値を与えません。

アプローチの質問

付加価値を与えないアプローチでは尋ねます:「 ISO9001 認証を得るためには、どの手順書を書かなければなりませんか?」付加価値を与えるアプローチでは次の質問を尋ねます。

「われわれのビジネスを改善させるために、われわれはどのようにしてISO9001を をベースにしたQMSを使えるでしょうか?」このように、付加価値のある審査員はこのように尋ねるべきです:私たち審査員は、組織がそのQMSを維持し改善させるのに審査が有用であることをどのようにして確実にすることができるのか?(しかしながら、考えの中に入れる必要のあるほかの見解のあることも覚えておかなければなりません。)

付加価値のある第三者審査は有益であるべきです:

  • 認証をうけた組織にとっては、トップマネジメントに組織の戦略的な目標を満たす能力について情報を提供します。また改善の機会およびリスクのありそうな領域を特定することにより、また解決したならば組織のパフォーマンスを向上させる、そのような問題を明確にします。
  • 組織の顧客にとっては、適合製品を提供する組織の能力を向上させます。
  • 認証機関にとっては、第三者審査登録プロセスの信頼性を向上させます。

付加価値のある審査のための忠告:

審査計画 :

  • 被審査者の期待/企業体質を理解する
  • (前の審査で見つかった)取り組まれるべき特定の懸念事項
  • 産業分野/組織に特有のリスクの分析
  • 法令/規制要求事項の事前評価
  • 審査の目的を達成するのに適した審査チームの選定
  • 適切な時間の割当

審査テクニック:

  • 手順書ではなく、プロセスに重きを置く。いくつかの手順書、指示書およびチェックリストなどは、組織がそのプロセスを計画し管理するために必要であるかもしれません。しかし原動力となるのはプロセスのパフォーマンスです。
  • 記録にではなく 、結果に重きを置く。同じように、いくつかの記録は、組織がそのプロセスが効果的(計画された結果を生み出す)であることを示す客観的証拠を提供するために必要かもしれません。ただし付加価値のある審査員は他の形式の証拠のことも認識し、価値を認めることでしょう。
  • 八つの品質マネジメント原則を覚えておく。
  • プラン・ドゥ・チェック・アクション・アプローチを組織のプロセスの有効性を判断するのに使用する :
    • プロセスは計画されているか?
    • 計画通りに実行されているか?
    • 計画された結果がもたらされているか?
    • 改善のための機会が特定され実行されたか?
      • 不適合を正しくすることによって
      • 問題の根本原因を特定し是正処置を実行することによって
      • 動向そして予防措置の必要性を特定することによって
  • ISO9001 の個々の条項に焦点をあてるのではなく、審査を通して収集された証拠への 相対的なアプローチを採用する

分析と決断

  • 所見を大局的に見る(リスク評価/常識)
  • 所見を、組織の適合製品を供給する能力への影響に関連づける( ISO9001 、条項 1.1 参照)

報告とフォロー・アップ

  • 審査所見の分別のある報告:
    • 下記にあげる点によっては異なったアプローチが必要かもしれません。
      • 組織の成熟度(ゾーン1.2.3.4)
      • 組織の QMS の信頼度のレベル
      • 関係している
      • 審査プロセスに対する被審査者の姿勢とコミットメント(能動型/受動型)
    • 文化的な側面も考慮されていることを確実にしてください。
    • 適宜、肯定的な所見も重要視してください。
    • 否定的な所見に対し組織が提案している解決策は有益であるかどうか。
  • 報告は、客観的であり、報告の受け手に正しく焦点をおいている必要があります。トップマネジメントは、管理責任者がもつ期待とことなる期待をもっている可能性もあるでしょう。

この記事は、 ISO9001 審査施行グループのウェブサイトにある「付加価値のある審査」の編集版で、ISO と IAF の好意により複写されました。この文書は、現行のベスト・プラクティスをもとに開発されたもので、そのため IAF の指針あるいは ISO TC176 の解説として正式に承認されてはおりません。審査施行グループについての更なる情報は、ウェブサイトで。 http://isotc176sc2.elysium-ltd.net/APG_index.html

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