1939年、株主への説明で M&Sの理事長、 Simon Marks氏は以下のようにのべました:「当社はスタッフの福利全般を最重要視し、会社がスタッフから十分な忠誠心と献身、スタッフの仕事における効率性の向上に満足しています。」 従業員の福利の問題は、常にM&Sの基本的事項であるので、同じ考えを持つ取引企業との事業の拡大を模索しています。
しかしながら、1996年、M&SがUKの衣類製造における方針を見直していたころ、World In Action がM&Sの供給者の一つであるモロッコの衣類製造工場で未成年の女子が就労していると言いました。会社はその後の裁判では勝利したものの、多くの顧客の頭の中では、M&Sの海外供給戦略と低い人権水準が結びついてしまいました。 この事件によって責任あるソースを利用することへの旅が加速されたのです。
M&S は1999年、M&Sがその供給者に期待する最低限の規準を定めたGSP、グローバル・ソーシング・プリンシプルを発行することにより、供給者とその行動規範について再確認しました。GSP文書は、発行されたM&S行動規範であり、M&Sが行うことすべてにおいて継続的に改善を模索して長期間をかけて確立した基本原則に基づいています。
雇用における公平さ、職場の安全、環境の保護、製品の正しいラベル付け、適合性を監視、維持、実証するためのマネジメントシステムの開発のための適合性規格を定めています。
また供給者のための契約条件の一部を形成します。 GSPは最低到達基準を定めています。これらのプリンシプルでは直接供給者、つまりM&Sが直接製品やサービスの取引を行う供給者が、その施設でM&Sが許容可能な基準と考えるものに合致しており、継続的に改善していることを確実にすることを要求しています。 当社は、直接供給者が、彼らの供給先との取引において類似のプリンシプルを採用することを期待しています。
現在M&Sは、約60カ国、 1,500の供給先から調達しています。主な調達刻は中国、モロッコ、スリランカ、トルコ、インドネシア、UKで、供給者は厳しい監査と承認プロセスを通過します。 品質、安全、倫理、環境の異なる監査があり、すべてのサイトがその訪問を受けます。
倫理の観点から、供給者はGSPへの適合を実証しなければならず、ETI、倫理的商取引イニシアチブに基づく規範への適合の達成を公約しなければなりません。
M&SのGSPは、その行動規範を構成しています。 GSPは基本的にすべての供給者が労働に関する国の法律と環境基準を遵守し、供給者にM&Sの要求事項を達成、維持、超越する能力を与えるマネジメントシステムを持たなければならないことを主張しています。
ETI に基づく規範は、人権に関するILO(国際労働事務所)の規範に基づく向上心のための規範です。 労働者には生活のための賃金が支払われなければならず、国によっては労働時間および結社の自由に関し高い基準を定めている点については、GSPを超えています。
M&SのETIへの加盟によりM&S及びそのサプライ・チェーンは継続的改善を通じてその基本規範への適合の達成を約束させています。 事業のすぷらい・チェーンのすべての監査はGSPおよびETIに基づく規範に対して行われ、M&Sのプログラムが発展しながら会社は両規範に対する適合の達成をより大きなものにしていっています。
M&Sのトップ20の供給者は、その3日間の監査コースを修了し認定された内部監査員を持っています。それらの内部監査員が適合性を確保するため自分たちの工場を継続的に監視しています。 M&Sの科学技術者たちが頻繁に工場を訪れ、彼らの議題に適合性を含めています。 毎年6つの国でのデューディリジェンス、適正評価監査のシステムがあり、供給者のシステムが堅調で適合性が維持されていることを確保するために監査されます。
これらの訪問中、M&Sは供給者ワークショップと会議を開催し、その地域またはその国のすべての供給者がそこに招かれベスト・プラクティスを学んで共有します。
ベンチマーキンググループが9つの国にて稼動しており、直面している問題の解決策をともに模索することのできる、地元工場からの代表者で構成されています。 各国のベンチマーキンググループには、その地域から調達を行うトップ13の供給者の一つで仕事をしているUKスポンサーがついています。
今日までM&Sの仕事のほとんどは第一階層の供給者とのものです。必然的にあkの仕事はある地域では他よりも早くサプライ・チェーンを通じて広がりつつあります。 サプライ・チェーンの下の方の階層へのサポートがマニュアル、ワークブック、SEDEX(製造現場での労働慣行に関するデータを会社が維持するためのウェブ・システムで、会社の顧客が利用可能にしてある)、のようなツールの開発やワークショップ、パイロット・プロジェクトを通じてのベスト・プラクティスの開発などを通じて行われています。
長期間にわたる提携関係は常にM&S にとって非常に重要なことでした。 まさしく社会的適合性の分野で多くが達成されたのはこれらの確立された関係を通じてのものです。 トップ20の供給者にはM&Sと密接に仕事をする献身的が社会的適合性マネジャーがおり、適合性の達成のみならず継続的な改善をも行っています。 これらの提携関係は、ビジネスのすべてのレベルで開拓されています。
倫理監査プログラムの構築の初期には、自己評価が有用です。 新事業でリスクアセスメントについての知識を定着させるために監査の前に自己評価が使われました。 監査は認定された独立した第三者審査員によて実施されることも、またはサプライ・チェーンの十分教育訓練された社会的監査員によって実施されることもできます。 M&S は、ITSと共同で3日間の社会的監査院トレーニングコースを実施しています。 このコースは通常とはちがい実習とロールプレイに非常な比重が置かれています。 すべてのコース参加者は筆記試験を受験し、社会的審査員となることを希望するものは次に、2つの社会的監査の実施を評価者の立会いのもと実施します。 M&S は、フリーのNGO/労働組合へといろんな場面を通じて資金の提供をしています。 M&Sの社会的トレーニングは、毎年の独立したCSR審査の一部として審査されています。
M&Sのより広範な法人社会的責任方針について、更なる情報の必要な場合は、以下にアクセスください
http://www2.marksandspencer.com/thecompany/ ourcommitmenttosociety/index.shtml
筆者について
Julia Dobson 氏は、Marks & Spencer の社会的適合性マネジャーです。