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IATCA の名称変更と新審査員登録基準に向けての動き

IATCA に何が起こったのか。

この変化は IATCA 基準への登録を望む審査員にとって何を意味するか。

この変化は既に登録済みの IATCA 審査員にとって何を意味するか。

新しい IPC 基準が入手可能になるのはいつか。

新しい登録基準は現在のものと異なるのか。

力量に基づく基準への登録は現在よりコストが高いのか。

顧客はこの新しい力量に基づく登録を、より有能な審査員の指標として見なす(高く評価する)だろうか。

認証機関はこれをどのように考えるか。

IRCA の立場は。

 

IATCA に何が起こったのか。

始めに、 IATCA そのものに変化がありました。実際、 IATCA は消滅し、替わって IPC (International Personnel Certification Association)  が設立しました。その理由はシンプルです。 IATCA のメンバーは、現在、企業や産業、行政の中には要員の資格認定を必要とし、それがメリットとなる様々な分野があることを認識したからです。  IATCA は 10 年前に設立され、その市場はマネジメントシステムに特化していました。この 10 年間で要員認証の要求事項はより多くの分野を包含する広範囲なものとなり、一方マネジメントシステムの方は、現在要員認証の市場の一部を形成するだけのものとなっています。この変化に順応するために IATCA は境を広くし、その他の分野も包含して貢献の対象とする中で、 IPC へと進化しました。

IPC は、 IATCA とは、登録のための要求事項が変更され、異なります。 正規の IPC メンバーは、新しい要員認証機関認定のための新しい ISO 規格、 ISO 17024 の認定を受けた、要員認証機関に限定されています。他の組織は補佐メンバーとして IPC に参加し、貢献することが考えられます。例えば、トレーニングや試験実施組織や認知された認定機関が補佐メンバーに該当します。しかし本質的には、 IPC は要員認証を与えるために ISO 17024 の認定を受けた組織によって運営されます。

IATCA が名称の変更を考慮したのは以下の 2 つの理由によります。 1 つ目の理由としては、 IATCA の「ブランドネーム」が、マネジメントシステムと密着しているからです。 2 つ目の理由は、トレーニングが要求される登録ではなくなるのに、トレーニングの文字を組織の名称に用いるのは誤解を生じさせるからです。

意図しているのは IPC がより広範な利害関係者を引きつけるようなサービスを提供することです。これを新しいブランド、新しい使命そしてより広範な利害関係を含む活動の実施によって達成することで、更なる成功につながるだろうと考えております。

この変化は IATCA 基準への登録を望む審査員にとって何を意味するか。

IRCA や他の要員認証機関で IATCA 登録の発行を正式に認められている機関は、 2006 年 9 月までこの登録を発行します。登録は IPC の名称で発行されますが、現在の IATCA 基準に従うものです。

この変化は既に登録済みの IATCA 審査員にとって何を意味するか。

始めに、現在お持ちの IATCA (IPC) 登録資格は少なくとも 2006 年 9 月までは有効になります。(もちろん継続的に登録基準を満たしている必要があります。)現在の登録基準に照らして、 2006 年 9 月までは登録を更新することができます。現在の資格の更新が 2006 年 9 月以降の場合は、新しい基準に照らして更新(すなわち移行)する必要があります。現在の (IATCA) 基準に基づき発行された全ての IPC 登録資格は 2009 年 9 月をもって無効となります。

新しい IPC 基準が入手可能になるのはいつか。

新しい登録基準は 2005 年の終わりに入手可能なる見通しです。しかし、 IPC のどのメンバーが新しい基準に基づく登録を発行するかを決める規定はまだ合意を得ていません。

新しい登録基準は現在のものと異なるのか。

はい。新しい基準で強調されるであろう点は独立して実施される試験によって明確な力量を証明することです。 IPC は力量を定め、多くの試験方法を提案します。これにより要員認証機関は申請者に定められた力量を修得した証明を求めることになります。主な違いは、認定されたトレーニングを修了するという要求事項がなくなることです。ある種のトレーニングは必要とされますが、これは力量の格差を埋めるもためであり、個々の申請者によって異なります。

力量に基づく基準への登録は現在よりコストが高いか。

確かなことは言えませんが、費用が増加する可能性は、「恐らく」から「確実に」まで幅があります。この幅があるのは、現在の形式よりも評価が複雑になるからです。 ISO 17024 は 3 つの分野での評価を要求しています。その 3 つとは、人格特性、審査に関係する知識として、審査技能です。

IPC は評価や試験に関してまだ詳細を決定していません。申請者のコストが増える場合もあれば、資格認定側のコストが増え、資格認定側のコストを申請者に分配して負担していただく場合もあるでしょう。例えば、新しく合併された RABQSA 組織は、申請者に審査技能の評価を受けることを要求しています。この評価は、評価センターで実施される場合が主ですので、必然的にコストがかかります。

顧客は新しい力量に基づく登録を、より有能な審査員の指標として見なす(高く評価する)だろうか。

この質問を言い換えると、「力量に基づく資格の認定を受けている審査員により多くの報酬を支払う用意が顧客に出来ているだろうか。」となるかもしれません。この質問に答えるのは簡単ではありませんし、様々な要素が絡んでくるでしょう。例えば、審査員が業務を行う国、認証機関が自分たちの審査員が力量に基づく資格を取得することを好むかどうか、顧客が現在の形式と、力量に基づく形式の違いを理解しているかどうか、認定機関が国によって異なる ISO 17024 の認定を実施し、市場の混乱を避けることができるかなどの要素が関係してきます。まとめると、時間が経過しなければ何も分からず、力量に基づく資格の取得の為に投資する審査員は、投資が報われるという確約はないといえます。

認証機関はこれをどのように考えるか。

IRCA が話をした認証機関は、様子見の段階であり、アプローチの経過を見るという姿勢を示しています。(下記をお読み下さい。)

IRCA の立場は。

IRCA のアプローチは今までと同様に、利用者が望むものを提供することで、価値を高めていくことです。現在のところ、利用者が何を望むのか明確ではありません。現在までの状況は、新しい規格 (ISO 17024) が発行され、審査員登録機関により厳格なアプローチを要求しています。既に明になっているのは、認定機関によってこの規格の解釈や、実施に関する違いがあるので、ほとんど調和がとれないということです。 これにより、審査員が登録されるレベルの中でも格差が生まれるでしょうし、異なる規格も全て「認定」されることになれば、利用者に混乱を来すと思われます。

IRCA が話をした内のほとんどの認証機関は、力量に基づく登録が彼らにとって確実に利益となるかが明らかになるまでは行動を起こさないつもりであると話していました。現在、 IRCA は様々な利害関係者と話をし、(認定機関も含む)私たちが理解している顧客の要求に基づき、認定機関の 17024 解釈と調和した登録要求事項の草案を作成しています。言い換えると、 IRCA の登録要求事項は顧客の需要と、認定機関が許可するものにかかっているのです。

IRCA はまた、私たちの経験を新しい 2 つの IAF ワーキング・グループに役立てています。このグループは第三者審査や ISO 17024 が国際的にどのように解釈され適用されるかを見ています。 IRCA はこの新しいイニシアチブには体系だったアプローチをするのが最善と考えています。多岐にわたる利害関係者が合意に至れば、(認定機関、認証機関、審査員や審査員の利用者)、 ISO 17024 の力量に基づくシステムの意味するところ(すなわち規格がどのように解釈され実施されるべきか)に応じて、より意義のある登録要求事項を作成し提供することができます。  IRCA は真摯に、受容され、評価され、認知される登録が大切であると考えています。

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