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IRCAジャパン ニュースレター

Issue 1 - 16 Oct 2009

このたび、IRCAジャパンから新たに毎月ニュースレターを発行し、IRCAジャパンからのメッセージを皆様にお伝えさせていただきます。

1号のニュースレターでは、IRCAについて意外と知られていないというので、よく寄せられる質問のあたりから皆様にお知らせしていこうと思います。

 

Q1. IRCAの設立について教えてください。

A1. ISO9001による認定・認証制度は、英国サッチャー政権下、産業の競争力再生のために打ち出された政策”Standards, Quality and International Competitiveness”の一環として設立されました。

1979 年にすでに発行されていたBS5750による民間の認証に対し、1984年、規格作成者であるBSI、認証機関を監督する認定機関のNACCB(現 UKAS)、また認定機関とは完全に独立したIRCAが(IQAの1部門として)監査員のための評価機関として設立されました。IQAは王室勅許 (Royal Charter)によって信任を受けており、現在はCQI(Chartered Quality Institute)としてIRCAジャパンをガバナンスしています。

Q2. 日本は、認定機関であるJABが当初、審査員の登録や研修機関の認定をしていましたが、どうして形がちがうのですか。

A2. 要員認証機関のIRCAを認定機関とは独立した機関とした理由は、認定機関が認証機関を評価する際に予測される、利害の衝突をさけるためです。これは、後 にISO/IEC Guide 62とIAFガイドラインの発行により国際基準化され、JABをはじめとする認定機関がJRCAなどを設立して、審査員の登録、研修機関の認定業務を移管することとなりました。IRCAは、もとより認定機関から独立したガバナンスをうけていたため、日本などでみられる混乱を経験しなくてすんでいます。

Q3. 監査員、審査員のためのガイダンスとしてISO 10011(現ISO19011)がありますが、この規格とIRCAとの関係は何ですか。

A3. ISO 10011の策定にあたり、IRCAの実施する基準がモデルとされました。

Q4. 認定機関、認証機関、要員認証機関(審査員評価登録機関)の間の関係で覚えておく重要なことは何ですか。

A4. IRCAは、 認定された認証制度(第三者認証制度)において、審査員が認証機関で働くために、要員認証機 関に登録されていることが絶対要求事項でなければならないという考え方に反対でした。要員認証機関は、価値を提供しなければならないと考えており、審査員が要員認証機関に登録されていなけ ればならないとすると、このことを阻むこととなると考えてきたからです。このことは、現在も変わっていません。世界各国で起きている状況をみればこのこと が正しいと確信しています。

Q5. つまり、審査登録機関への審査員の登録は、審査をするのに必須条件ではないということですか。

A5. そ うです。認証機関で審査をするのに、特定の要員認証機関への審査員登録は必要ありません(認証機関の方針にゆだねられるものですが)。要員認証機関の役 割は、国際的にも整合がとれた研修、審査員の評価登録と、その維持を管理することであり、それにより一定水準の審査員を産業での要求と予測されるニーズに合わせ準備 するために、必要な機能であると考えます。その価値を達成できてこそ、審査員は、審査員登録を希望して登録を維持するのです。