審査チームにおける技術専門 家の利用

Auditing Practices Groupが、効果的な審査の実施を容易にするための技術専門家の利用方法に関するガイダンスを提供します。
審査の目的を満たすために、審査チームの知識及び技能は(審査員の監督の下で)技術専門家の知識及び技能によって補完される必要がある場合があります。

力量ある審査を実施し、完全性、信頼性ある、利害関係とは無縁の審査を確実にするために必要な知識及び経験を有した審査チーム(審査チームリーダーを含む)の選定及び指名は適合性評価機関の責任です。

審査チームを補完するために技術専門家を利用しなければならないようなケースにおいて考慮すべきガイダンスを次に挙げます。

  • 技術専門家を選定する際、利害関係の衝突が無いことを確実にすることに主に注力することが望ましい(技術専門家を被審査組織と同じ産業セクターから選出することは通常ない。また、技術専門家が被審査組織の競合他社と関係している可能性がある)。つまり、全ての技術専門家は、審査への参加前に、利害関係の衝突の回避及び機密保持の保証に関する宣誓書に署名する義務を負うことが望ましいでしょう。
  • 技術専門家の審査における持ち時間は審査の時間数の計算に含めるべきではありません。
  • 審査チームリーダーは審査チームと相談し、プロセス、機能、サイト、領域または活動の審査について各チームメンバーに個別の責任を割り振るのが望ましいでしょう。このような割り振りを行うに当たり、審査員及び技術専門家の様々な役割及び責任と同時に力量のニーズ、審査チームの効果的かつ効率的な利用についても考慮するのが望ましいでしょう。審査員は審査における技術専門家の参加についての制限事項を含め、技術専門家の役割に関する説明を受けるべきです。
  • 各技術専門家は審査チーム中の特定の審査員の責任下に配属されるのが望ましいでしょう。
  • 特に顧客との合意が無い限り、技術専門家は常に配属された審査員と同行するのが望ましいでしょう。
  • 必要と思われる場合は、技術専門家は配属された審査員の監督下でのインタビューの実施を許可すべきです。
  • 技術専門家による審査コメントまたは所見は必ず審査員または審査チームリーダーを通じて被審査組織に伝達すべきです。審査員が技術専門家のコメントまたは所見をクライアントに説明する必要が生じた場合は、審査員は技術専門家が審査員の監督の下でクライアントに直接説明することを許可できます。
著者について
ISO 9001 Auditing Practices Groupは、QMSの専門家、審査員、実践者からなる非公式なグループで、ISO専門委員会(Technical Committee)であるTC176品質管理と品質保証(ISO/TC176)及びIAFから生まれました。このグループは、ガイダンスや、QMS審査に関する説明を含むプレゼンテーションを数多く作成してきました。これらは、ISO 9001の審査に必須のプロセスを基礎としたアプローチを反映したものです。

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