すぐれた監査員となるための秘訣

アストラゼネカのピーター・ディーガン氏からあらゆる監査員に不可欠な主たる資質についてお話を伺いました。

ピーター・ディーガン氏は、アストラゼネカのグローバル品質保証・コンプライアンス部門長として、同社の全世界における監査業務を統率しています。各国の法令は極めて複雑で、監査プロセスは高度に専門化したものになっています。

優れた監査員になるには、斬新かつ刺激的なかたちで考え、所定の技能と行動を身につけることが必要であることを深く理解していることが、ディーガン氏の成功を支えています。そのディーガン氏がIRCAに監査員として成功するための秘訣について語って下さいました。

  • プロセスに関する専門知識
    「標準的」な監査員ではまだ十分とは言えません。監査する分野で仕事をした経験を持ち、監査対象部署の実務、リスク、要求を理解していることが必要です。これにより監査員への信用も生まれます。
  • 監査のトレーニング
    監査プロセスは、毎回の監査において一貫したものでなければなりません。一貫した監査プロセスを踏むことによって、リスク分析、データのサンプリング、プロセスのインプット及びアウトプットの評価を一貫したかたちで実施できるからです。また、監査を受ける側には、プロフェッショナルな監査、一貫した監査を受ける当然の権利があります。私たちは、監査を受ける側の人々を対象に監査プロセスの概要についてトレーニングを実施し、監査ではどのようなことが想定されるか、どのような備えができるかについて理解を深めてもらっています。これにより、監査員と被監査側の間に率直かつ協調的な連携が生まれます。弊社には政府の保健当局による査察も頻繁に入ります。ですから、私たちの監査も同様の規律を保つ必要があります。
  • 価値主導型
    最高の監査員は、自らの価値観に導かれて監査に従事しています。最高の監査員は、熱意と矜持、そして、組織の成功を願う気持ちを心に抱き、どうすれば組織が監査員の英知を活用して継続的に改善を実施できるのかを組織に示しています。
  • 探究心
    傑出した監査員は、「そのようなやりかたをしている理由は何か?」、「どうすればもっとよくできるのか?」、「どのようなリスクがあるのか?」等々、監査対象のプロセスについてもっと知りたいと常に思っています。監査を受ける側の人々は、こういった前向きのエネルギーを常に感じ取り、監査員がどのように状況を「探索」するのかを単に見ることだけからも得るところがあるのです。
  • 謙虚さと敬意
    謙虚さと受け身とを混同してはなりません。敬意を払われる監査員は、監査を受ける人々に対して監査のメリットを示し、監査の価値を理解できるようにします。また、こうした監査員は、独立性を確保する明確な境界をしっかりと持ち、相手に耳を傾け、組織が求めるもの、効率性と成功を欲していることを理解することができるのです。

ピーター・ディーガン氏の話をもっとお聞きいただくには・・・

ピーター・ディーガン氏は、5月23日に横浜で開催されるIRCAフォーラム において、「アストラゼネカのクォリティプロフェッショナル-世界各社の人材力量管理」と題するセッションを担当します。参加を希望される場合は こちらをクリック してください。

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