CQI|IRCA　英国本部

CQI|IRCA は、1919年の創立から100年に渡り、クオリティという職業を世界的に推進し、発展させることを目標として、登録メンバーの皆様やパートナー組織に対するサポートの向上に努めて参りました。そして現在、世界中のCQI|IRCAのメンバーの皆様を代表し、国際規格とクオリティの専門職の発展に寄与できていることを大変誇りに思います。
IRCAジャパンにおきましては、設立以来、IRCA審査員/監査員、研修機関、OEA組織の皆様、また関連する団体や人々からたくさんのご支援を賜り、今現在も日本国内での活動が推進されていることに心より感謝申し上げます。
長年に渡ってIRCA ジャパンを通じて、クオリティ関連の学習、さまざまな専門情報、また国内外で実施されるイベントを共有することなどで価値ある貢献をしてまいりましたが、これからも日本におけるIRCA 審査員/監査員の皆様へのサポートを強化し、日本社会に積極的に貢献していくために全力を尽くして参ります。
この先の社会において、テクノロジーの活用は、競争優位性をもたらすものから事業運営上の要件へと急速に変わっていくと思います。組織とクオリティ専門職にとって、ゲームチェンジャーとなるのはテクノロジーです。また日本や英国のように人口の高齢化や世代交代による技能の継承といった課題を抱える国では、マネジメントシステムや審査/監査がテクノロジーを採用することで変革の到来が加速されるかもしれません。
このような社会環境において、マネジメントシステム、クオリティ専門職、CQI|IRCA は社会に対して単にうまく順応していくだけではなく、CQI|IRCAとクオリティ専門職をテクノロジーの未来に位置づけ、新しい未来を自ら創造していかねばなりません。
そこで私から皆さまにお願いしたいことがございます。
我々はクオリティ専門ネットワークとして、ガバナンス、保証及び改善の専門家の集まりですが、皆様には、どうしたら我々の活動に貢献できるかを考えてみていただきたいと思います。CQI|IRCA のツイートをシェアしたり、IRCA審査員/監査員に登録をするよう同僚に勧めたりといった小さなことでも構いませんし、IRCA ジャパンのイベントでプレゼンテーションをしたり、IRCA ジャパンのニュースレターなどに記事を書いたりといった積極的な関与ももちろん歓迎です。もし2万人のCQI|IRCA のメンバーすべてがどのような形でも行動を起こせば、私たちがなすべき変革の車輪がどれほど早く回転するかぜひ想像をしてみてください。
日本の皆さまにもCQI|IRCAの活動に積極的にご参画頂けることを心より楽しみにお待ちしております。私もLinked-In のアカウントを持っていますので、皆様と直接つながることができれば大変うれしく思います。

2018年5月吉日

CQI|IRCA代表　Vincent Desmond