クオリティとは

クオリティの管理を追求する組織活動

クオリティとは何を意味するのでしょうか?

我々はクオリティが、組織の成功において極めて重要なものであること確信しています。

クオリティは、製品、サービス、システム、プロセスを改善し、組織全体が適切かつ効果的であることを確立させ、組織を利害関係者のために正しく機能させることを意味します。

クオリティの管理とは、絶えず卓越性を追求する活動であり、組織の活動を目的に合致させ、維持に留まらず、改善を継続させることです。

クオリティは、単に不良が発生せずに製造される製品に関することであったり、時間通りに電車を走らせるといったことよりも広範な意味を持っています。

また一方で、これらの要素が全体概念の一部となることに疑いの余地はありません。

「クオリティが、あなたの組織にとって何を意味するか?」を突き詰めると、これは利害関係者と結びついていることに気づきます。

なおこの利害関係者とは、ビジネスの成功に関心を持つ全ての人を意味します。

事業において、最も重要な利害関係者は通常顧客となりますが、投資家、従業員、サプライヤ、そしてより幅広く社会の人々もまた利害関係者です。

あなたの組織でクオリティを実践するということは、利害関係者が誰であるかを知り、彼らのニーズや期待を把握し、将来に渡ってニーズを満たし続け、場合によっては期待を超えていくことです。

クオリティの実現に不可欠な3つの要素

  • 1

    組織の目的を定義しそれらを活動に展開する強力なガバナンス

  • 2

    確実にものごとを進めるための堅固な保証のしくみ

  • 3

    常により良いものを追求し続ける改善の文化

なぜ組織はクオリティに気を配るべきなのでしょうか?

クオリティを適切に管理することによって、企業はリスクから組織を守り、効率性を向上させ、利益を増やし、成長し続けることが可能となります。その結果、組織のブランドと世間からの評価を高め、従業員と顧客をより満足させることができます。

クオリティは、チェックボックスにチェックマークを入れたり、口先だけで賛同すれば済むようなものではありません。

脆弱なガバナンス、効果的でない保証、変化に対する抵抗から発生する問題は、実際に多くの企業で発生しており、企業、個人及び社会全体に対し、悲惨な結果をもたらす可能性があります。

クオリティは、製品、サービス、プロセス、作業をはじめとした組織における全ての活動や意思決定に適用され、「それがどのくらい良いのか」、「それは十分によいのか」、「どうすればそれをもっとよくすることができるか」の判断を可能とします。

クオリティに責任をもつのは誰でしょうか?

クオリティは役職や立場によらず、事業に関わる全ての人が責任をもつべきものです。

要求事項を明確にし、その要求事項を満たし、クオリティを決定するなど、クオリティに影響を与えるそれぞれの事柄について、さまざまな人に責任があり、影響を与えています。

それぞれの人が各自の役割の中でクオリティを達成するためには、周りの人たちに役立つ知識、ツール及び手引を提供して支援できることが重要であり、

この役目を果たす役割がクオリティプロフェッショナルです。

 

クオリティプロフェッショナルの多くは、品質マネジャー、品質エンジニア、品質担当役員あるいは品証マネジャーなどの役職に就いていますが、より広い権限の一部としてクオリティに関わっている方たちもいます。

製品及びサービスの適用に関連している人がいる一方、組織の指導的な職務に就いている人もいます。社内で雇用されている人もいれば、自分の属する組織の外で働いている人もいます。

 

さまざまな立場のクオリティプロフェッショナルを結び付けるものは、利害関係者の期待を超えることを目指し、ニーズを確実に満たすことによって、組織を守り、強化していくことに献身する姿勢です。

力量のフレームワーク

プロフェッションマップ

審査員/監査員のためのプロフェッションマップを紹介します。

クオリティプロフェッショナル

クオリティプロフェッショナル

組織の使命達成をサポートするクオリティプロフェッショナルについて説明します。

クオリティ4.0

クオリティ4.0

クオリティ4.0とはどういうものなのか説明します。

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