CQI|IRCAは、すべての分野のマネジメントシステム審査員/監査員のための専門機関として、各種関連規格のガイドを提供しています。
各規格の箇条を「平易な言葉」に訳した上で、組織の中でマネジメントシステムを推進される方、またはマネジメントシステムの審査や監査に携わっている方に対して、条文の意図や解釈、改訂のポイントなどについて分かりやすく解説をしています。
IRCA審査員/監査員(登録メンバー)は、これまで発行した全ての規格ガイドをe-bookで閲覧することが可能です。
また一般の方にも、以下にある最新のテクニカルガイドを販売しています。
附属書SL はISOのマネジメントシステム規格を策定する際に、規格策定者が従うルールの1つである「ISO/IEC 専門業務用指針」の附属書であり、MS 規格の構造や用語及び定義等を規定するものです。
附属書SL は規格策定者のためのルールですが、ISO 9001やISO14001、ISO 45001 をはじめ、2013年以降に改訂あるいは制定されたMS規格のほとんどはこの附属書SL に準拠する形で策定されており、その意味では、関連するすべてのMS 規格の利用者にとって大きな影響力をもっています。
この度、改訂が行われ、2021年5月から、改訂版の適用が始まります。CQI|IRCAでは、この改訂の内容を解説するブリーフィングノートと、主な変更点をまとめた概要を発行しました。
※ 日本語版のブリーフィングノートには、「主な変更概要」も含まれています。
※ 附属書SL ブリーフィングノートはPDF版のみのご提供です。
2005年に第1版が発行され、2018年に大改訂された ISO 22000 は、フードチェーン内のすべての組織が適用することができる食品安全マネジメントシステムの規格です。フードチェーンが地球規模で広がる今日、ISO 22000 に基づく FSSC 22000も含め、世界中で多くの組織が食品安全マネジメントシステム規格を採用しています。
ISO 22000:2018 は、すべての新しいISO 規格の共通の枠組みである附属書 SL の上位構造を採用しています。その上で、すべての食品安全の専門家が考慮しなければならない。食品安全固有の要求事項が追加されています。
CQI|IRCA の発行する『ISO 22000:2018 国際規格を理解する』では、本規格の要求事項をわかりやすく説明し、各箇条について、解釈を示すほか、それぞれ食品安全の専門家にとっての意味、審査/監査の専門家にとっての意味を示し、何をする必要があり、何が大切なのかを詳細に分析しています。
新型コロナウイルス感染症に対応する登録メンバーからのフィードバックを受けて、CQI は、クオリティプロフェッショナルが破壊的な変化に対処するのに役立つ実用的で柔軟性のあるガイド『破壊的変化をマネジメントする: クオリティプロフェッショナルのための実践ガイドManaging Disruptive Change: A Practical Guide for Quality Professionals』とそのガイドに従って検討した結果を記録いただくためのResponse Document (記録用紙) を作成しました。
このガイドは、現在のコロナウイルス関連の課題や機会に対応するためだけでなく、あらゆる種類の破壊的変化への対応にご利用いただけます。
2019年、クオリティの専門機関である CQI (Chartered Quality Institute) は設立100周年を迎えました。そして、その100年は、同時にクオリティの歴史でもあります。
100周年を記念して作成されたこの冊子 (Quality: past, present and future クオリティ: 過去、現在、そして未来) では、シューハート、デミングから、トヨタシステムを代表とする日本における品質への取り組みの成功とそれが世界に与えた影響など、これまでの100年を振り返り、激動の現時点を確認し、そしてこれからの100年を見据え、過去、現在、未来におけるクオリティの専門家のかけがえのない役割について検討しています。
ISO 22301:2019 は、事業継続マネジメントシステムの国際規格の最新版です。この規格は、通常の業務に外的要因による重大な障害が起きたときの影響を、組織が効果的にマネジメントするためのベストプラクティスの枠組みを提供しています。
CQI|IRCA のパートナー企業の1つであるNQA が発行するこの実施ガイドでは、この規格をわかりやすく読み解き、どのように適用、実践していくかを解説しています。
ISO 9004:2018は、製品及びサービスの品質を越えた、組織そのもののクオリティに対する指針です。組織の使命、ビジョン、価値基準、文化を通じて組織のアイデンティティを打ち立てること、組織のリーダーシップ、従業員の積極的な参加などを通して、組織が持続する成功を達成するための指針を提供しています。
ISO 9004は、1987年に最初の版が発行されて以来、改訂のたびにその姿を変えてきました。1987年版、2000年版は、ISO 9001 への適合を達成するための指針でした。2009年版は『組織の継続的成功のための運営管理 – 品質マネジメントアプローチ』となり、ISO 9001を離れ、組織のマネジメントへと大きく舵を切りました。そして、今回の改訂により、『組織の品質 - 持続的成功のための指針』として、製品及びサービスのクオリティを越えた、組織そのもののクオリティに対する指針へと変貌を遂げました。
ISO 9004:2018 は、戦略とベストプラクティスに焦点を当て、組織が単に生き残るためだけではなく、急速に変化する困難な環境の中で進化し、適応し、繁栄するための指針を提供しています。また、組織が自らの成熟度を評価するための自己評価ツールも提供しています。
CQI|IRCAの発行する『ISO 9004:2018 持続的成功を達成する – CQI ガイド』は、ISO 9004 の適用を目指す組織を手助けするものです。本ガイドは、規格の適用を目指す組織がこの規格の本質を見落とさず、この規格の価値を十分に享受できるよう、洞察と説明を提供し、ISO 9004:2018 の各箇条を解説するとともに、各要素をどのように適用することができるかについて、基礎的なレベルからベストプラクティスまでを示す評価基準も記載しています。
ISO 19011はすべてのマネジメントシステム監査のための指針であり、監査の計画、実施、報告についての手引を提供しています。したがって、マネジメントシステム監査を実施する監査員のみならず、マネジメントシステム監査をマネジメントする事務局の要員、あるいは担当の管理職の方にとっても非常に重要な規格です。
今回の改訂では、ISO 9001をはじめとする多くの附属書SL準拠のマネジメントシステム規格を考慮し、リスクに基づく監査のアプローチが新しく7つ目の監査の原則として追加されたほか、遠隔監査、仮想の活動や仮想の場所の監査など、情報通信技術を利用した監査についての手引、リーダーシップの監査に関する手引など、さまざまな手引が拡充されています。
ISO 19011:2018 は要求事項ではなく、ガイダンス規格として発行されていますが、CQI|IRCA はISO 9001 などの要求事項規格に劣らず、ISO 19011は重要な規格であると認識しています。そして、今回の改訂を担当する委員会には当初からリエゾンAの団体として参画し、CQI|IRCAのメンバーからのコメントの多くが改訂版に反映されています。例えば、新しい7つ目の監査の原則の追加もその1つです。
CQI|IRCA の発行するテクニカルレポート『ISO 19011:2018 国際規格を理解する』では、本規格に記述された指針をわかりやすく説明し、これらがどのような意味を持つのかを、詳細に分析しています。
労働安全衛生は、ビジネス、組織の成功に道徳的かつ経済的に大変重要な概念です。 CQI|IRCAは、労働安全衛生の定義において先導的役割を果たす英国の委員会(HS1)との共同作業を通して、労働安全衛生における定義の標準化に関与しており、本質的解釈に基づくガイドを提供しています。
さて、長らく発行が待たれておりましたISO 45001が、2018年3月12日にいよいよ発行されました。
CQI|IRCA は、2018年3月12日のISO 45001:2018 の発行と同時に、この規格がOH&S マネジメントシステムや監査員/審査員に与える影響を各箇条ごとに分析するレポートを発表しました。
ISO 45001 は労働安全衛生マネジメントシステムにとって初の国際規格であり、組織が安全な作業環境を構築し、労働災害を低減するのに役立つ要求事項を提示しています。
ISO 45001 の発行により、組織の安全衛生、環境及び品質 (HSEQ) に対応する規格一式が揃うことになります。附属書SL に基づく共通の枠組み、共通の用語と定義、そして共通の本文をもつ、これらの規格により、顧客、サプライヤーや規制当局に保証を提供し、改善を推進するマネジメントシステムの統合はより容易になるでしょう。
CQI|IRCA はISO 9001:2015の発行は、1987年に初めてISO 9001が発行されて以来の大きな出来事であると認識しています。2015年版では、2000年版で導入されたプロセスアプローチがより強調され、リスクに基づく考え方、すべての階層におけるリーダーシップが要求されています。
CQI|IRCA の発行するテクニカルレポート『ISO 9001:2015 国際規格を理解する』では、QMS の実務者、審査員/監査員にとって、これらがどのような意味を持つのかを、詳細に分析しています。
ISO 9001 と同じく2015年に改訂されたISO 14001 はマネジメントシステムの共通の枠組みを提供する附属書SL に準拠した規格となっています。またライフサイクルの視点がはっきりと組み込まれ、外部委託の管理に関して新たな要求事項が導入されています。
CQI|IRCA の発行するテクニカルレポート『ISO 14001:2015 国際規格を理解する』では、EMS の実務者、審査員/監査員にとって、これらがどのような意味を持つのかを、詳細に分析しています。
※ISO14001についても冊子版を作成しました。
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