典型的な力量プロファイルとキャリアパスマップに関する「よくある質問(FAQ)」をまとめました。
キャリアの選択肢を模索している人、ご自分の、あるいは率いるチームのスキルを評価しようとしている人、自分の力量の開発を目指している人など、あらゆる段階にいる人にご活用いただけます。
各階層は、プロフェッションマップによって定義された、基礎的な能力から高度な能力までの力量の明確なレベルを表しています。例えば、階層1は、知識を身に付けたり、スキルを開発したりしている途中のレベルであることを示しています。一方、階層4は、上級プロフェッショナル、特定分野のスペシャリスト、アドバイザーやコンサルタントの役割を担っている人などの多くに見られる高度な力量を反映しています。各階層は、クオリティにおける特定の責任、機能、及び期待に沿ったものであり、自分がどの段階にいるのか、どの分野で成長できるのかといった点をプロフェッショナルが評価するのに役立ちます。
各階層の具体的な定義については、プロフェッションマップに関するよくある質問を参照してください。
各プロファイルは、自己評価データと厳密な統計分析の組み合わせを利用して作成されました。特定の役割を担うクオリティプロフェッショナルから提供されたデータが、プロフェッションマップの各構成要素のモード (最も高い頻度で特定される力量の階層) を特定するのに役立ちました。このアプローチにより、プロファイル内の各構成要素に割り当てられている階層は、対象の役割において典型的に見られる力量を正確に反映したものとなっています。
プロファイルは、各役割において抽出した、クオリティプロフェッショナルの代表標本の自己評価データに基づいています。各プロファイルの各構成要素の信頼性を検証するため、広範な統計的検定を実施しました。また、標本変動の可能性を考慮して信頼区間を使用しました。
各プロファイルは、クオリティプロフェッショナルによって構成されるプロジェクトガイダンス委員会(Project Guidance Panel)が検定及び検証を行いました。
キャリアパスマップに現在含まれているのは、CQIメンバーのデータに基づいてクオリティプロフェッションで最も一般的であると判断された一部の役割です。ご自身の役割が無い場合、メンバーの中でその役割を担っている人が少ないことやマップに含まれている別の役割と重複していることが原因として考えられます。今後、より多くのデータが入手可能になるにつれてマップを拡張し、より広範な役割がマップに含まれるようにする予定です。
プロファイルは、*品質コーディネーター (Quality Coordinator)、品質管理者 (Quality Manager)、主任審査員/監査員 (Lead
Auditor)
など、クオリティに関する中核的な役割ごとに作成されており、各プロファイルには、CQIメンバーのデータに頻繁に登場するさまざまな役職が含まれています。例えば、品質管理者のプロファイルは、品質保証管理者
(Quality Assurance Manager)、QA/QC管理者 (QA/QC Manager)、上級品質エンジニア (Senior Quality
Engineer) など、さまざまな種類の役職をカバーしています。その目的は、各プロファイルを可能な限り広範に、関係する役職に関連付けることです。
*各職責にどのような役割が含まれるかは、それぞれのプロファイルのページで説明されています。
プロファイルの初期セットは、CQIメンバーのデータに基づいてクオリティプロフェッションで最も一般的な役割を特定することによって開発しました。品質エンジニア (Quality Engineer)、品質担当役員 (Quality Director)、HSEQ管理者 (HSEQ Manager) などの役割は、クオリティに関係するチームや組織において、これらの役割を担っている人が多いことやこれらの役割が代表的な役割であることを理由に選ばれています。今後のプロファイルは、追加されるデータやメンバーからのフィードバックに基づいて作成される予定です。
キャリアパスマップ は、CQIメンバーの役割に関するデータを分析し、クオリティ分野のキャリアのさまざまな段階をプロフェッショナルがどのように進んでいるのかを観察することによって開発しました。このマップは、役割を大まかなカテゴリーに分類し、キャリアを積むために取り得る道筋を専門分野やレベルを横断して示しています。正確さを保証するため、プロジェクトガイダンス委員会 (Project Guidance Panel) に助言を仰ぎ、キャリアパスが現実的で達成可能なキャリアアップを反映していることの検証を手伝ってもらいました。
いいえ。典型的な力量プロファイルは、普遍的な基準となることを意図したものではありません。むしろ、各役割における典型的な力量について、クオリティプロフェッショナルからのデータに基づく現実に即したベンチマークを提供するものです。自分の力量を評価し、開発するための参考として役立ちますが、個人または組織のニーズに適応させることのできる柔軟性が備わっています。
これらのプロファイル及びキャリアパスマップは、自己評価と開発計画策定のためのツールです。自分が力量のどの階層に位置しているのかを特定することで、プロフェッショナルとしての成長に関する明確な目標を設定することができます。今の役割におけるキャリアアップを目指している場合でも、新たな分野の開拓を目指している場合でも、これらのリソースはキャリアアップの方向性を定めたり、効果的なキャリアステップを計画したりするのに役立ちます。
はい。6種類の役割をカバーしている現在のプロファイルは、プロファイルの最初のセットにすぎません。より多くのプロファイルを作成していくことは、証拠に基づく正確なリソースを提供しクオリティプロフェッショナルをサポートするというCQIの継続的な取り組みの一環であり、クオリティの役割をより広くカバーするため、さらにプロファイルを追加していく予定です。
もちろんです。雇用主は、典型的な力量プロファイルを活用することで、チームメンバーの力量レベルについて体系的に基準を設けたり、評価したりできます。これは、採用活動、役割の明確化、開発計画策定において非常に役立つでしょう。組織は、チームの能力をプロフェッションマップに整合させることで、戦略的な目標を達成するようクオリティプロフェッショナルをより良くサポートできます。
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