『苛烈な大地にクオリティの文化を育てる』 第1回国際クオリティ賞 新規プロジェクト賞受賞者のケーススタディ
Quality World 2018年5月号から、第1回国際クオリティ賞で「新規プロジェクト賞」を受賞したイェレ・オドフィン-ベロ (Yele Odofin-Belo) 氏の授賞対象のプロジェクトを紹介する、『苛烈な大地にクオリティの文化を育てる Shaping the Landscape of Quality』をお届けします。
CQI|IRCA は2017年から、組織内で活躍するクオリティプロフェッショナルの方々が広く世界に認知されることを目指し、International Quality Award (国際クオリティ賞)という個人向けの年間表彰イベントを開始しました。
2017年の第1回国際クオリティ賞では、クオリティプロフェッショナル賞、リーダーシップ賞、クオリティチーム賞など、7つの部門が募集され、それぞれ受賞者が選出されました。
今回ご紹介するのは、カナダの巨大ダムプロジェクトにおける作業員用宿舎の建設及び運営に関わるプロジェクトの品質/環境/労働安全衛生マネジメントシステムの構築運営を担当したオドフィン-ベロ氏の事例です。
国際クオリティ賞審査員長のエステル・クラークが述べているように、彼の物語では、厳しい顧客要求事項を達成するために克服しなければならなかった困難や試練、トップマネジメントから、同僚まで、人々を巻き込み、マネジメントシステムを構築していく際のリーダーシップと、プロジェクトの状況を把握するために、故障モード影響解析をはじめとするさまざまなツールを用い、リスクを洗い出し、対処してきたことが語られています。