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クオリティ4.0ケーススタディ: バルティックエクスチェンジ社

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クオリティ4.0ケーススタディ: バルティックエクスチェンジ社

海運及び貨物市場の情報を提供するBaltic Exchange社が、クオリティ 4.0の導入によりどのようにガバナンス、保証、改善活動を強化したかを詳しくご紹介します。

デジタル化とクオリティ4.0は新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって急速に進み、バルティックエクスチェンジ (Baltic Exchange)  社では新しいシステムをリモートで実装することを余儀なくされましたが、デジタル技術を活用した働き方は人々にポジティブな変化を大いにもたらしました。このケーススタディでは、Baltic Exchange社がどのようにデジタル化されたシステム (クオリティ 4.0) に移行し、そのガバナンス、保証、改善活動がデータサイエンスとデータ分析を用いた堅牢な方法論で実現されたかを探ります。

企業や組織は、混乱、新しいビジネスモデル、テクノロジーの猛威に対応し、必要に迫られて進化を続けています。コロナウイルスの世界的な流行によるものも含め、この絶え間ない変化は、あらゆるレベルの事業運営に影響を与えています。顧客はリアルタイムでの対話を求め、規制当局はより厳しい監視と統制を行い、ステークホルダーはこの複雑かつ激しく変動するリスク環境において保証を必要としています。

『Baltic Exchange クオリティ 4.0への道のり』(日本語版) のダウンロードはこちらから

「このような技術の統合がなければ、クオリティプロフェッショナルにとってこの仕事は不可能だったでしょう。1,000以上のインデックス、4,000以上のデータポイントを毎日調べなければならなかったでしょう。要求されたとおりに毎日発表することは不可能だったでしょう。クオリティ4.0により、エラーの発見から予測へと移行したのです。」

Rashad Issa
バルティックエクスチェンジ社 クオリティ及び業務改善リーダー

Rashad Issa

CQIは、「クオリティ4.0」(Q4.0) とそれを支える原則が、デジタル時代のこうした大きな変化に対応する組織の能力に直接影響し、ひいては、確立した7つの品質マネジメント原則をうまく維持する能力にも影響を与えると確信しています。しかし、その前に、Q4.0を正しく理解し、定義し、展開する必要があります。その結果、オークランド・インスティテュートとリーズ大学ビジネススクールが実施した「Why, What and How of Q4.0 (Q4.0のなぜ、何を、どうやって)」に関する研究プロジェクトに資金を提供することになったのです。

How、つまりQ4.0の導入方法については、CQI 力量のフレームワークの要素を用いて構造化した実務者への一連のインタビューを通じて検討され、組織でどのような実務、技術、ツールが使用されているかを判断しました。その一環として、その最初の「ケーススタディ」として本書を作成しました。

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『Baltic Exchange クオリティ 4.0への道のり』(日本語版) のダウンロードはこちから

"Baltic Exchange: A move to Quality 4.0 (英語版) はこちらから

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