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ISO から発行されるさまざまな刊行物

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ISO から発行されるさまざまな刊行物

ISO (International Organisation of Standardisation 国際標準化機構) の刊行物としてもっとも有名なのは ISO 国際規格ですが、ISOは国際規格以外にも以下のようにさまざまな種類の文書を発行しています。

国際規格

国際規格は、特定の状況下での最適な状態を達成することを目指し、活動やその結果に関するルール、ガイドラインや特性を提示するものです。国際規格には、マネジメントシステム規格 (ISO 9001やISO 14001など) やガイダンス規格 (ISO 19011など) 以外にも、例えば製品規格、試験方法に関する規格、行動規範があります。

技術仕様書 

まだ技術開発途上のもの、あるいは将来的に国際規格となる可能性があるものが技術仕様書として発行されます。技術仕様書はすみやかに利用できるよう発行されるものですが、フィードバックを集めるための手段としての役目もあり、最終的には改訂され、国際規格として再発行することを目指しています。
自動車産業におけるISO/TS 16949 (現在は国際自動車タスクフォース =IATF の発行するIATF 16949となっている)、あるいは食品安全の第三者認証を行う機関に対する要求事項であるISO/TS 22003、また同じく食品安全に関して前提条件プログラムを提示する ISO/TS 22002 などがあります。

技術報告書

技術報告書に含まれるのは、上記の2つの刊行物とは異なる種類の情報です。技術報告書には、例えば調査のデータや参考となる報告書からのデータ、あるいは「最先端」と目される情報が含まれます。
技術報告書は各分野固有の専門技術に特化した文書です。現在、もっとも活発にISO/TRが発行されたり、開発されたりしているのは、情報技術 Information Technology の分野です。

公開仕様書 

公開仕様書は、緊急の市場ニーズに対応するために、ISOの作業部会の専門家のコンセンサス、あるいはISOの外部組織のコンセンサスのいずれかを得て発行されるものです。技術仕様書と同様に、公開仕様書はすぐに利用するためのみならず最終的に国際規格にするためのフィードバックを収集する手段としても使われています。公開仕様書は最長6年間使用され、その後、国際規格となる場合と破棄される場合があります。
PASには、例えば、英国規格協会 (BSI) が開発した統合マネジメントシステムの要求事項に関するPAS 99があります。

国際ワークショップ協定

国際ワークショップ協定は、市場関係者が「開かれたワークショップ」の環境で協議することができるように、通常のISOの委員会システムの外で開発される文書です。国際ワークショップ協定は、通常、メンバー組織が管理をサポートしています。発行された協定には、開発に携わった参加組織が表示されます。国際ワークショップ協定の試用期間は最大6年間であり、その後はISOの他の形態の文書となるか、自動的に破棄されることになります。

IWAの開発プロセスの図の対訳版が日本規格協会のウェブサイトで公開されています。

ガイド

ISOガイドには規格策定者に規格を起草する際のガイドを提供するものと、国家規格機関が標準化の原則に特有な問題を扱う際のガイドを提供するものがあります。規格が主として価値をもたらす分野について理解を深めるために役立ちます。ガイドの中には、ISO 規格をより有効に、より安全に、より効率的に機能させるにはどうしたらよいか、そしてその理由について説明するものもあります。

一部のガイドはISOのウェブサイトから無料で入手できます。

以上、ISOから発行されている刊行物について紹介しました。

参考: ISOのウェブサイト "ISO Deliverables"

※IRCAの各詳細は下記よりご確認頂けます。

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