AI導入時のセキュリティ管理策を横断的に整理 - IRCAジャパン ISMS & AI勉強会

今日、多くの企業において、AI導入への取組みはもはや当たり前のことになって来ています。その一方、AI導入に関するリスクも大きな議題と認識されているものの、法令や各種規制・基準等がAIの進化の速さに、追い付くことが困難な状況です。IRCAジャパンでは、登録メンバーから有志を募り、2026年4月にIRCAジャパン ISMS & AI勉強会(英語名称: IRCA Japan ISMS & AI Study Group)を立ち上げ、AIのセキュリティリスクを検討しています。まだ活動は端に就いたところですが、この度、その最初の成果である「AI・情報セキュリティ管理策対比表」を公開しました。
IRCAジャパン ISMS&AI勉強会は、このたび「AI・情報セキュリティ管理策対比表(Control Mapping ― AI & Information Security Controls)」を公開しました。
近年、多くの組織で生成AIをはじめとするAIシステムの活用が進む一方、情報漏えい、モデル管理、データガバナンスなど、新たな情報セキュリティリスクへの対応が求められています。こうした状況を踏まえ、本対比表ではAIに関連する情報セキュリティ管理策を複数の国際規格・フレームワークにまたがって整理し、実務で活用しやすい形でまとめました。
対比表の概要
本対比表では、以下4つの規格・フレームワークの管理策を横断的に比較・整理しています。
- ISO/IEC 27001:2022(情報セキュリティマネジメントシステム)
- ISO/IEC 27017:2015(クラウドサービス向け情報セキュリティ管理策)
- ISO/IEC 42001:2023(AIマネジメントシステム)
- NIST AI RMF(AIリスクマネジメントフレームワーク)
これにより、既存のISMS運用とAIガバナンスとの関係性を把握しやすくなり、管理策の検討や見直しの効率化に役立てることができます。
想定される活用シーン
AI導入時の追加管理策の検討
ISMSを運用している組織がAIシステムを新たに導入する際、既存の管理策だけで十分かを確認し、必要な追加対策を検討するための参考資料として利用できます。
セキュリティレビューのチェックリスト
AIシステムの新規導入や更改時に、情報セキュリティやガバナンスの観点から確認すべき事項を整理するチェックリストとして活用できます。
IRCA Japan ISMS & AI Study Groupについて
IRCA Japan ISMS & AI Study Groupは、ISMSのフレームワークにAIシステム特有の情報セキュリティリスクを取り込むことを目的として発足した勉強会です。AIを取り巻く環境は急速に変化していることから、テーマや対象規格を限定せず、状況に応じて柔軟に活動を進めています。 なお、本対比表で対象としている4つの規格・フレームワークは現時点のものであり、今後の活動内容に応じて追加や変更が行われる可能性があります。
ご利用にあたって
本対比表は、2026年7月16日時点で公開されている各規格・ガイドラインの内容を基に作成されています。規格やガイドラインの改訂により、対比内容の妥当性が変化する可能性があります。 また、本対比表の利用により生じたいかなる損害についても、IRCA JapanおよびIRCA Japan ISMS & AI Study Groupは責任を負いません。利用者自身の判断と責任に基づいてご活用ください。
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AI導入・運用におけるセキュリティ管理策の整理や、ISMSとの関係性の把握にぜひご活用ください。












