神戸製鋼: 役員会は疑問に答える必要があるとしても、直面している危機の根はもっと深いのでは
神戸製鋼: 役員会は疑問に答える必要があるとしても、直面している危機の根はもっと深いのでは
このブログを書いている段階 (2017年10月19日) では、まだ神戸製鋼が直面している危機的状況の全貌は明らかにはなっていませんから、ウォーターゲート事件の有名なセリフをまねて、「役員会は何を知っていたのか、いつ知ったのか」について正確な判断を下すことはできません。
現時点で明らかなのは、日本の代表的な大企業の1つである神戸製鋼が長年にわたる制度上の失敗から、企業イメージの大幅な悪化、暴落した株価、予想される損失の影響は今後何十年にもわたる可能性があるという危機的状況をに陥っているということです。
現時点での責任はともかく、神戸製鋼における問題は明らかです。品質検査のデータが改ざんされたアルミニウム、銅及びスチールの部品が、世界中のさまざまな産業へと供給されていたのです。供給先には航空機製造業、自動車製造業や建設業界などがあります。検査データの改ざんは10年ほど前から始まっていたとも言われています。
最終的には役員会が責任を取り、自らの組織で何が起こっていたのかについて答えなければならないのは明らかですが、実は今回の問題の底にはもっと根深い何かがあるのではないかと疑っています。
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