未来を保証する Assuring the Future (Quality World Spring 2023 より)
デジタルテクノロジーは日常生活のあらゆる側面を変化させています。デジタルトランスフォーメーションが進んだ世界においても、保証がもたらす価値は変わることはありませんが、保証の性質、保証がどのように提供されるのか、そして保証が置かれている風景は変化しています。CQIは、保証の未来に関する研究プロジェクトを開始しました。
CQIの発行する専門誌 「Quality World」の2023年春号では、CQI のPolicy Manager であるアリグザンダー・ウッズ (Alexander Woolds) がデジタル時代における保証の未来に関する疑問を解決するためにCQIが開始した研究プロジェクトについて、概要と成果を説明しています。
CQIがこの研究プロジェクトを開始したのは、デジタルトランスフォーメーションを経た世界において、今日、私たちが慣れ親しんでいる審査/監査を含む保証のあり方、手法、ツールなどが変わらずにあり続けることはあり得ない、どのように変化していくかを検討し、変化を受け入れ、対応していかなければならない、すでにその段階に達していると考えるからです。
研究は、調査、解明、検証、保証のための実用モデルの構築という4段階のアプローチを用いて、体系的に行われました。
第1段階では、文献調査が行われ、その結果からフレームワークが策定され、第2段階でこのフレームワークを検討、テスト、改良を行いました。第3段階では、ビジネス、規格、認証、認定コミュニティの代表者によるフォーカスディスカッショングループと、英国と日本の対象分野の専門家及びソートリーダーへのインタビューが行われ、現在の保証のあり方と、それがデジタルテクノロジーによってどのように変化しているのかを探りました。第4段階では、将来の保証のための新しいモデルと、それらが品質コミュニティのメンバーにもたらす可能性のある課題を探りました。
この研究の概要とその成果は Quality World 2023 年春号に掲載されています。
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