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CQI: Women in Quality 片岡真充さんに聞く

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CQI: Women in Quality 片岡真充さんに聞く

2020年3月8日は国際女性デーでした。CQI では、この日にちなみ、世界各地で活躍する女性のクオリティプロフェッショナルの特集をウェブサイトquality.org に掲載しました。このインタビューシリーズに日本からIRCA 登録の品質Lead Auditor の片岡真充さん (ナブテスコ株式会社精機カンパニー 品質保証部品質管理課主任) が登場し、どのように組織の品質とプロセスを改善したかを語りました。

quality.org の元記事はこちらから

-なぜ品質の専門家として働くことを選択したのでしょうか?

私は、ロボットなどに使用される精密減速機の技術メーカであるナブテスコの精機カンパニーの品質保証部で2010年より働いています。2013年に最初の子どもが生まれるまでは、顧客関連の仕事を担当していました。

出産後、子どもと過ごす時間を取ることを希望したこと、ベビーシッターなしで仕事と育児を両立することへの不安があったことから、上司と相談し、上司が担当業務を変更しました。

上司は、私が過去に培った知識や経験をもとに、品質マネジメントシステム(QMS)に関する業務を選びました。当初は、海外子会社のQMSに関わる業務のみでしたが、現在は、品質マネジメントの主任として、ISO認証維持に関わる業務(内部監査やマネジメントレビューの実施、QMS文書の作成と維持管理、内部監査員のトレーニング、取引先の品質管理など)も担っています。

-これまでのキャリアで最大の成果を教えてください。

社内で内部監査員を育成するしくみづくりと社内のマネージャー職向けのQMSセミナーの開催です。これまでは、社内で選抜された方に社外の研修機関が開催する内部監査セミナーに参加してもらっていましたが、参加したからといって習熟することは困難です。そのため、私は、アイスブレイク、ISOの概要、自社の内部監査をシュミレーションできるようなケーススタディで構成した社内の内部監査の方のためのトレーニングを開始しました。

後に監査チームメンバーになる人同士が良いコミュニケーションをはかるキッカケとしてアイスブレイクを行い、その後ISOの概要を説明。ケーススタディでは、「架空部署の内部監査」を作り、社内の品質マニュアルを用いてディスカッションしながら改善策を見つけています。(マニュアルを見る機会にもなります。)

QMSの発展には、マネージャーの意識改革が不可欠です。マネージャーに参加して推進に協力してもらうだけではなく、プロセスアプローチを真剣に推進するためには、このような機会が必要だと考えています。

-ナブテスコは、女性社員をどのようにサポートしていますか?

ナブテスコには、在宅勤務やフレックス勤務などといった様々な制度があります。これらにより、子育て期間中も女性社員が成果を出して働くことができています。

会社は、男女平等に評価していると思います。私はこの組織で、女性だからという理由で不平等を経験したことはありません。

-これまでのキャリアの中で、大きな影響や刺激を受けた方はいますか?

ナブテスコの私の上司たちです。彼らのサポートがなければ、私が実行したQMSの業務は成し遂げられませんでした。私にQMSを任命した上司たちは、私を信頼し、「やってみよう!」の精神で挑戦させてくれました。上司たちの信頼とサポートがなければ、私は、他部門を巻き込んで改善活動(品質に対する意識改善)を進められなかったと思います。彼らの助けがあってこそです。

-5年後のご自身はどのようになっていると思いますか?

品質に関わる人材を育成する仕事を担いたいです。会社はひとが作っていると考えています。そのため、ひと(社員)が効果的にアウトプットを出せる環境を整備したいです。

-より上のポジションに進もうとする、品質(管理の世界)で働いている女性にアドバイスを頂けますか?

キャリアの目標を達成するまで、決してあきらめず努力し続けてください。

※IRCAの各詳細は下記よりご確認頂けます。

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