2022年仕事に関する調査から導き出された所見
CQIは昨年、独立系調査機関であるEnventure Researchに仕事に関する最新の調査を依頼しました。その目的は、以下について正確で深い理解を得ることです。
- クオリティの専門職に就く人の「人材パイプライン」(参入経路、課題と機会、キャリアパスなど)
- クオリティプロフェッショナルの雇用主が直面するスキルギャップと機会
- 組織が品質マネジメントをどう捉えているかに関するクオリティプロフェッショナルの見解
- CQI IRCA の登録メンバー及び専門職の多様性
最終的に、約3,000人のCQI登録メンバー、IRCA登録審査員、CQIのCorporate Partner及びCorporate Member、SIG (Special Interest Groups)、そして外部の専門家に参加いただきました。回答は117カ国、30業種から寄せられています。
このリサーチでは、クオリティに関わる仕事をしている人たちの意見や経験を収集するため、オンラインアンケート調査を実施しました。これに加えて、深掘りするための一連のフォーカスグループのディスカッション、並びに、CQI Corporate Partner及び認定トレーニングパートナー機関 (ATP) の従業員や代表者、SIGのメンバーなどのステークホルダーとの15回の詳細なインタビューが行われました。
これまで実施した調査と比較して、クオリティに対する認識に関する質問は今回の調査で追加された重要な要素です。そこでは、クオリティに対する理解が不十分なことがある一方で、クオリティに対する認識は概して肯定的であり、クオリティがもたらす利益が認識され、評価されていることが明らかになりました。
CQIのPolicy Manager の Alexander Woods (アリグザンダー・ウッズ) は、「アンケート調査への回答、インタビュー、フォーカスグループのディスカッションは素晴らしく、CQIに豊かで深いデータを提供してくれました」と述べています。「これは、クオリティプロフェッショナルが直面している課題と機会についての理解を深め、さらにそれらに取り組む上で非常に貴重なデータとなるでしょう」。
「品質には大変やりがいがある多様なキャリアがあります。CQIは、新しい人材の流入と昇進を奨励し、可能にすることに尽力しています。人材パイプラインを成長させ、需要の高いスキルをターゲットにした専門的な能力開発を提供することは、クオリティの機能の能力を高めようとする雇用主をこれまで以上に支援することになります。そして、クオリティプロフェッショナルの可用性、才能、プロフィールを高めることで、CQIとその登録メンバーは、クオリティとクオリティプロフェッショナルがビジネス、環境、社会にもたらす価値を説明する上で、さらに有利な立場に立つことができるのです」。
今後、CQI IRCAでは仕事に関する調査の結果の解析を進めていくのに伴い、クオリティプロフェッショナルの現在の状況を明らかにするエキサイティングなコンテンツを提供していく予定です。
◆ 給与の額や、仕事等に関する満足度、あるいはキャリアアップ、雇用主が求めるスキルなどについて調査した2019年の Workforce Insight Survey のレポート
>働き方サーベイ 2019