ISO TC 176/SC 2、ISO 9001:2015改訂にゴーサイン
CQIは、ISO 9001:2015の改訂開始を支持するISO TC 176/SC 2の投票結果を歓迎します。
2023年5月のTC176の Strategic Planning and Operation Task Group (戦略計画及び運用タスクグループ) の決定を受けて、ISO9001:2015を改訂するかどうかの投票が行われました。TC 176 分科委員会 (SC) 2 の、国家規格機関代表で構成される投票権を持つメンバー は、次の2 つの選択肢のうち 1 つに投票するよう求められました。
- TC176テクニカルグループ5が作成した設計仕様書に基づき、直ちに改訂を開始する
- 2026年に予定されている次回の見直しまで、ISO9001を「現状のまま」とし、その時点 (2026年) でISO9001を改訂するか、破棄するか、改訂せずに現行のまま受け入れるかが決定される
投票期間は2023年6月28日から2023年7月28日まででした。
CQIはISO TC 176/SC 2のカテゴリーAリエゾンです。したがって投票権はもっていませんが、カテゴリーAリエゾンとして規格改訂を支持するコメントを出しました。このコメントは、テクノロジー、世界経済、社会の期待、自然環境を保護する必要性の大きな変化に直面して、ISO 9001:2015をどのように改善できるかを決定するためにCQI の規格調整委員会が行った広範な作業に基づいています。
投票の結果は現在発表されており、過半数が規格の早期改訂を支持しています。
CQIは、これは正しい判断であると信じています。ISO 9001は、規格が最後に改訂された時、つまり組織が10年以上前に直面していた状況ではなく、今日直面している内部及び外部のビジネス環境に関連したものでなければなりません。また、デジタルテクノロジー、気候変動、世界的な経済的及び政治的不安定性によってもたらされる現在及び将来の機会を利用し、脅威を緩和するように設計されなければならなりません。
これまでTC 176/SC 2のISO 9001の次の版の設計仕様の開発に貢献してきたCQIは、新しい規格の作成に参加することを楽しみにしています。CQIは、規格策定チームに直接参加し、改訂プロセスを通じてメンバーの参加を求めます。CQIの規格調整委員会はこの取り組みを監督し、ISO TC 176/SC 2 の作業及びその国家規格機関代表の作業を支援するためにあらゆる努力が払われるようにします。
