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持続可能性の根底にあるもの: 災害級の失敗から学ぶ

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持続可能性の根底にあるもの: 災害級の失敗から学ぶ

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 Vince Desmond
 CEO, CQI|IRCA
 Friday, 12 November, 2021
 英語原文はこちら

CQIのCEOであるVince Desmond は、品質マネジメントと持続可能性の関連性を示す例として昨今の災害級の失敗に注目し、持続可能な慣行の大元にあるのは、常に、正しいことを正しく行うことであると示唆します。

環境や社会における課題は、民間か公共かを問わず、組織を根本から変えつつあります。「よい」「優れている」の意味は、お客様にとっての製品やサービスの価値と社会にとっての価値のバランスを取ることで範囲が広がっています。持続可能性の成熟度が最も高いレベルにある企業では、環境への影響を最小限に抑え、株主と顧客の伝統的なパラダイムにとらわれない多様な利害関係者のために価値を最大化することを目的とした、新製品やビジネスモデルのイノベーションを行っています。しかし、持続可能性の根底にあるのは、常に、正しいことを正しく行うということです。

災害級の失敗は、品質マネジメントと持続可能性の関連性について、狭い範囲ではありますが、「害を与えない」という大元のレベルで役に立つ例を示してくれます。大きな失敗は、基本的な品質マネジメントの文化と実践が欠如した場合に何が起こるかを見せてくれるということです。

2008年の世界金融危機

HBOS (英国の金融保険グループ) は当時、英国で最も注目を集めた信用収縮の犠牲者の1つですが、経営を維持するために買収と数十億ポンドの政府救済資金を必要としました。HBOSの元グループ規制リスク責任者であるPaul Moore は、もし金融部門がコンプライアンスではなく品質という観点から考え、利益や構造よりも文化や人材を重視していたら、危機に至るまでの出来事は避けられたのではないかと説いています (参考:Quality World 2012年1月号)。

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メキシコ湾原油流出事故

2008年に起きたこの事故は米国史上最大の環境災害のひとつです。この爆発により、11人の作業員が亡くなり、数百万バレルの石油がメキシコ湾に流出しました。この環境と人間に対する大惨事の結果、BP社は罰金と支払いで45億ドル以上を支払いました。原因は何だったのでしょう?請負業者が油井周辺のセメントのテストを怠ったため、品質マネジメントに失敗し、可燃性のガスや液体が流れ出てしまったのです。

ハットフィールド鉄道事故

この事故は2000年に英国で発生しました。金属疲労による脱線が原因で、4人が死亡、70人以上が負傷したのです。この事故では、コミュニケーション不足や、スタッフが重要なメンテナンス手順を知らなかったことなど、大きな問題が露呈しました。

企業の評判や利益だけでなく、顧客やスタッフ、社会や自然環境にまで影響を及ぼす運営上の単純なミスを回避するには、2つの一般的な方法があります。

方法1 - 幸運を祈るおまじないをする
この方法では、「人は何はともあれ、必ず正しいことをする」という希望に信頼を置きます。組織が (品質、安全、セキュリティ、環境などの) 自主的な規格に照らした認証を受けていたとしても、正しいことを行う責任は第三者審査機関の領分にあり、経営陣の領分にはないと考えているなら、この方法を使用しているかもしれません。この方法は、「でも、私たちはISOの認証を受けていますから」とも言われます。

方法2 - 優れた業務上のガバナンス、保証、改善を導く
この方法では、仕事の進め方を定義し、失敗のリスクを軽減するための管理策を導入したシステム内で人を導くことに信頼を置きます。これは、組織のパフォーマンスがどの程度であるかを知るのに役立つ保証システムを包含するもので、外部の第三者による評価は、総合的な保証環境の一部として重視されます。また、脅威に対処し、パフォーマンスを向上させるために、測定、学習、改善の文化を奨励します。

もしあなたが方法2に興味を持っているなら、よいお知らせがあります。クオリティプロフェッショナルは、あなたの組織の評判、社会、そして地球を守る (害を与えない) ためのマネジメントシステムの構築を支援するだけでなく、顧客や社会にとってよりよい価値を創造することで組織の持続性を高めるイノベーションの基盤を提供するために存在しているということです。

※IRCAの各詳細は下記よりご確認頂けます。

CQI レポート The Future of Work 未来の働き方
IRCAテクニカルレポート:ISO22000:2018