CQI 力量のフレームワーク 2.0: 新しい CQI のリサーチプロジェクト
CQI|IRCA は、クオリティプロフェッショナルの活動環境の変化を反映してCQI の力量のフレームワークを刷新するためのリサーチプロジェクトを開始したことを、ここに謹んで発表いたします。
CQI|IRCA のHead of Profession であるMike Turner (マイク・ターナー) は、以下のように述べています。
「2013年に初めて力量のフレームワークが発表されて以来、特にこの度のパンデミックを経て、組織やサプライチェーンにおけるデジタルシフトが加速してきているのを目の当たりにしてきました。さらに、消費者や顧客がどの商品を買うかを決定するときに、持続可能性が重要な要素となってきており、 ESG (環境、社会及びガバナンス)、あるいはSDGs (持続可能な開発目標) のパフォーマンスに注目が集まっています。この度の力量のフレームワークの改訂には、2つの重要な目的があります。第一は、幅を広げるということです。デジタルと持続可能性という2つの課題の変化によって生じた要求を組み込むことです。第二は、深化させるということです。力量のフレームワークを次のレベルに引き上げ、現代のクオリティプロフェッショナルに必要な一般的な知識、スキル、そして行動を定義するということです。」
CQI|IRCA では、このプロジェクトにCatalyst Consulting 社を選任しました。Catalyst Consulting 社は、産業界のリーダーや実務家の意見を適切に取り入れるとともに、CQI が現在進めているクオリティ 4.0のリサーチや今年のワールド・クオリティ・ウィークのテーマである「持続可能性」を考慮に入れながら、このプロジェクトを進めていくことになるでしょう。
CQI|IRCA のCEO であるVincent Desmond (ヴィンセント・デズモンド) は、以下のように述べています。
「このプロジェクトは、CQI|IRCA の2030年戦略のフェーズ1の基礎となるものです。重要なのは、セクターを越えて適用され、世界的に認知されるプロフェッショナルな基準をもつことです。このプロジェクトは、クオリティプロフェッショナルが組織に提供する価値を説明するための共通言語を提供し、その価値を提供するためにクオリティプロフェッショナルがもっているべきスキルと行動を示します」
このプロジェクトの結果は、2021年末に報告される予定です。これは、来るべきクオリティ 4.0の世界でクオリティプロフェッショナルが活躍し、持続可能な製品、サービス、プロセスを実現するために欠かすことができない新しい知識とスキルへの扉を開くものです。