IRCA-マネジメントシステム審査員/監査員の国際登録機関 > 情報メディア > ソートリーダーシップ > ワールド・クオリティ・ウィーク - 2024年11月11日~15日

ワールド・クオリティ・ウィーク - 2024年11月11日~15日

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ワールド・クオリティ・ウィーク - 2024年11月11日~15日


Quality: from compliance to performance クオリティ: コンプライアンスからパフォーマンスへ

2024年11月11日から15日まで開催されるワールド・クオリティ・ウィークを一緒にお祝いしましょう。この世界的なキャンペーンは、クオリティマネジメントの専門家としての認知度を高め、今日の変動するビジネス環境における複雑性の克服をテーマに据えています。単なるコンプライアンスから卓越したパフォーマンスへと、品質の原則が組織をどのように導くかを確認しましょう。

Navigating complexity 複雑さを乗り越える

相互接続がどんどん進み、急速に変化する世界では、変動するリスク状況をマネジメントし、運用の回復力を維持することが、組織の競争力を維持する上で極めて重要なのは言を俟ちません。しかし、回復力だけではもはや十分ではありません。組織が存在意義を保ち、繁栄し続けるためには、ビジネスモデル、製品、サービスを革新し、適応させ、変化を先導するクオリティの文化を構築していかなければなりません。

Facing challenges 課題に立ち向かう

その一方で、多くの組織が、スキル不足やグローバルサプライチェーンにおける脆弱性など、大きな課題に直面しています。こうした課題がある中、デジタルトランスフォーメーション、特に人工知能(AI)の統合は、パフォーマンス向上に計り知れない可能性をもたらします。しかし、それはまた、慎重にマネジメントしなければならない新たなリスクも生み出しています。デジタル化のスピードは加速しており、社会は、組織が気候変動や社会問題に対して先頭に立って取り組むことを期待しています。それに伴い、持続可能な価値を創造し、それにアクセスするために組織とどのように協力していくかという点で、顧客の期待は高まっています。このような状況において、組織は失敗のリスクを軽減しつつ、持続可能なイノベーションを迅速に実現しなければなりません。優れたオペレーショナルガバナンス、保証、改善を推進することで、組織は安全かつ自信を持ってイノベーションと俊敏性を実現することができるようになります。

Sustainability imperative  喫緊の課題、持続可能性

環境や社会への懸念に対処することが急務であることで、さらに複雑さが増しています。社会の期待は変化しています。持続可能性のアジェンダが意味するのは、組織が顧客や消費者に優れた価値を提供し、3つの柱 (環境、社会、経済) のすべてを同等に考慮するとともに、持続可能な製品、サービス、プロセスを提供する必要があるということです。このことを念頭に置いて、品質マネジメントの原則と手法によって、組織がこれまで経験したことのない時代にどのように対応し、学習と改善の文化を通じてコンプライアンスの文化を創造できるかを検討しなければなりません。

Transformative role of quality management  品質マネジメントがトランスフォーメーションで果たす役割

品質マネジメントは、ツール、プロセス、管理策、評価と関連づけることができます。こうしたクオリティの「ハードウェア」はすべて重要ですが、それもこれに付随するクオリティの文化があってこそです。顧客への価値の提供と改善は協力して取り組む仕事であり、変革を起こす品質マネジメントの中核をなすものです。優れたクオリティを提供するために、組織全体の能力を開発することの価値。品質の原則と方法は、コンプライアンスを保証するだけでなく、イノベーションと敏捷性を促進します。継続的な学習と改善の文化を培うことで、組織はより効果的に変化に適応し、卓越した業績を上げることができるようになります。

Practical strategies and insights  実践的な戦略と識見

ワールド・クオリティ・ウィークの1週間を通して、組織がクオリティの力を活用するための実践的な戦略と識見について掘り下げていきます。ここでは、クオリティの旅をするためのヒントをいくつか紹介しましょう。

  1. イノベーションを受け入れる: コンプライアンスの基準を満たすだけでなく、品質マネジメントを活用してイノベーションを推進し、時代の先端を行く。

  2. リスクを先回りしてマネジメントする: デジタルトランスフォーメーションやその他の戦略的イニシアティブに関連するリスクを特定して軽減し、長期的な成功を確保する。

  3. 持続可能性に重点を置く: 持続可能性を品質マネジメントに組み込み、環境や社会に対して責任をもって製品やサービスを生み出す。

  4. 学習の文化を促進する: 変化する市場環境や顧客ニーズに適応するために、組織内で継続的な学習と改善を奨励する。

ワールド・クオリティ・ウィークについて

優れたクオリティを祝う準備をしましょう!ワールド・クオリティ・ウィークは毎年11月に開催され、CQI は毎年、クオリティの仕事における重要な課題を網羅する新しいテーマを選んでいます。CQI IRCAは、皆様がクオリティを支えるために必要なツールやアセットを提供することを使命としています。皆様にぜひワールド・クオリティ・ウィークのアンバサダーになっていただきたいと思います。個人でも、チームでも、会社全体でも、クオリティに対する意識を高め、ベストプラクティスを推進する世界的な運動に参加することができます。一緒に変えていきましょう!

ワールド・クオリティ・ウィークを利用して、クオリティとクオリティプロフェッショナルがいかに社会をよくすることができるかを印象付けましょう。

これまでのテーマ

CQI レポート The Future of Work 未来の働き方
IRCAテクニカルレポート:ISO22000:2018